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【移籍情報】トッテナムが鎌田大地を熱望「新ファン・デル・ファールトだ」

鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ソン・フンミン、ハリー・ケイン、リシャルリソン…彼らに、より光を当てる存在に。

 アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地がDFBカップ(ドイツ杯)ラウンド16のSVダルムシュタット98戦(〇4-2)で決勝ゴールを決めて、改めて価値と評価を高めた。

 ブンデスリーガでは今季17試合・7得点、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)6試合・3得点など公式戦通算13ゴールを決める。今シーズンでフランクフルトとの契約満了を迎え、延長オファーを受けているものの、このままフリートランスファーになることが濃厚だ。

 鎌田の獲得を目指していると言われるのが、ボルシア・ドルトムント、FCバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、SLベンフィカ、そしてトッテナム・スパーズ。いずれも「フランクフルトの倍近いサラリーを支払えるクラブ」(『ビルド』)ということだ。

『HITC』は2月8日、「トッテナムは多才な鎌田大地という新ファン・デル・ファールトを見つけた」と題し、スパーズは鎌田を獲得すべきだと熱望するレポートを掲載した。バルサやユナイテッドがいるなか、「ソン・フンミンの安定感のなさ、リシャルリソンのフィットの遅れ、ハリー・ケインに頼りすぎている現状……。鎌田が加わればそこに光を当て、最も得るものが多いクラブになるはずだ」と、トッテナムを一段と機能させる最適格のタレントだと推奨している。

 また今季13ゴールという数字にも着目。トッテナムの全ての中盤を合わせても達しない数字で、ピエーミル・ホイビュア、ロドリゴ・ベンタンクールも苦労していると指摘。若き日のデレ・アリ、かつて2シーズン連続二桁ゴールを決めた全盛期の元オランダ代表のラファエル・ファン・デル・ファールトの名前を挙げ、「彼ら以来のタレントになるはずだ」と、2列目を主戦場にする鎌田が加わった場合の期待を寄せる。

 しかも、鎌田と特長と弱点についても詳細にレポートしている。

「高さやジャンプ力がなく、足も決して速くないが、ペナルティエリアやその付近に入っていく数が多い」「追い越す動きが少ないものの、レイオフに顔を出し、必ず味方をフォローしている。そこからボックス内に入るべきかどうかを瞬時に判断している」

 トッテナムのタレントがより生きる――。そのように鎌田効果をイメージしているのだ。

 現在のフランクフルトではトップ下ではなく、ボランチ起用が増えている。鎌田が“2列目”にこだわるのであれば、スパーズは有力候補になってきそうだが――。

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