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バルセロナ安部裕葵の移籍先候補?パナシナイコス監督が決定!補強に言及

安部裕葵。 (Photo by David Ramos/Getty Images)

新戦力を求めているが――。

 FCバルセロナBでプレーしてきた安部裕葵だが、ギリシャ1部リーグの名門パナシナイコスFCが獲得に向けて興味を示していると報じられてきた。そうしたなか6月14日、そのパナシナイコスの新指揮官に、セルビア人のイバン・ヨバノビッチ監督が正式に就任した。

 ヨバノビッチ氏はUAE代表に就任したものの、その後、コロナ禍により現地入りできず。そうした状況下のため、両者合意のもと1試合も指揮を執れず契約を解除。57歳の智将はフリーの立場となっていた。

 その手腕を欲したのが、このギリシャの名門クラブだ。就任した指揮官は「パナシナイコスを本来あるべき位置に戻す」と決意を示している。

 そのパナシナイコスは昨季ギリシャ1部リーグ5位で終了していて、上位進出を目指すことになる。そうしたなか、クラブはやや人数が多くなっている既存戦力の整理に着手する一方、新戦力の補強も進めている。そして『ニュース pao.gr』によると、バルサBでケガから復活を遂げた安部がリストアップされているということだ。

 同メディアは具体的に先月の時点で、ファンドと提携して110万ユーロ(約1億4000万円)を「日本のリオネル・メッシである安部」のために準備したと報じている。

 そしてヨバノビッチ監督も中盤の補強の必要性を説いている。果たして、そのなかに安部が加わってくるのか? 何より元FC東京の梶山陽平もプレーしたギリシャ名門でのプレーを、本人が希望するのか。

 移籍が実現した場合、PAOKテッサロニキの香川真司との対決も実現する。が、果たして――。

 安部は1999年1月28日生まれ、東京都出身の22歳。瀬戸内高校を卒業後、鹿島アントラーズに加入。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)制覇などを果たし、2019年夏、バルセロナと4年契約を結んだ。まずスペイン3部リーグ相当のセグンダBのBチームでスタートし、1シーズン目は20試合・4得点と活躍。しかし2020年2月に右大腿二頭筋を損傷して手術。昨年12月のエスパニョールB戦で復帰したが、今度はハムストリングスを傷めた。改めてリハビリを経て、今季の昇格プレーオフに向けたステージで復帰を遂げた。また、プレシーズンマッチでは、日本人初のバルサでのトップチームデビューも果たしている。

 もちろんその去就は、続投の決定したロナルド・クーマン監督をはじめバルセロナのクラブとしての戦略も関係してくる。新シーズン、安部がどのような“選択”をするのか注目される。

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[文:サカノワ編集グループ]

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