×

ミラクル・ブレーメン、大迫も監督もみんなハンパない!大逆転で自動降格回避、1・2部入れ替え戦へ

ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

古巣ケルン相手に2得点・1アシスト、6-1大勝。デュッセルドルフが2部降格。

[ブンデスリーガ 34節] ブレーメン 6-1 ケルン /2020年6月27日/ヴェーザー

 ドイツ・ブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメンが最終節、1FCケルンに6-1の大勝を収め、フォルトゥナ・デュッセルドルフを抜いて16位になり、2部自動降格を回避して1・2部入れ替え戦にコマを進めた。日本代表FW大迫勇也はこの大一番、古巣相手に2得点・1アシストの大活躍。デュッセルドルフが17位に転落し、2部降格が決定した。2部3位は現在1.FCハイデンハイム、それを2ポイント差で4位ハンブルガーSVが追っていて、28日の最終節で“挑戦者”が決定する。

 残留には勝利が絶対条件のブレーメンは22分、ゴール前でのスルーパスに大迫が文句なしのトラップからシュートを突き刺す。これで勢い付いたホームチームは27分、大迫のパスからミロト・ラシカが2点目を奪取。ここからさらに2点を追加する。

 4-0で迎えた58分、右からのクロスに再び大迫が冷静に合わせて、この日2点目! チームに5点目をもたらした。ドュッセルドルフが引き分けた場合、ブレーメンは得失点でプラス4以上が必要だったため、非常に意味ある大きな1点となった。

 大迫はリーグ28試合・8得点・2アシストを記録、最後は6試合連続でスタメン出場した。最後の試合で爆発した大迫はもちろん、彼をこの勝負どころで信頼して起用し続けた37歳の若手指揮官フロリアン・コーフェルト監督の眼力もまたハンパなかった。何よりここで6ゴールを奪ってみせたチームの底力にも唸らされた。

 ブレーメンの最終成績は8勝7分19敗(42得点・69失点)の勝点31で16位。17位のドュッセルドルフは6勝12分16敗(36得点・67失点)の勝点30と、わずか1ポイント差だった。

 入れ替え戦は第1戦が7月2日、第2戦が7月6日に行われる。

関連記事:大迫勇也への「残忍なシーン」に元ドイツ代表が憤る「VARが入るべきだった」

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads