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【移籍情報】鎌田大地「本命ベンフィカ」の理由とは?年俸9億円ドルトムントのオファー拒否か

鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

昨年夏のオファーに続くラブコール。CLベスト8進出で――。

 ポルトガルメディア『ア・ボラ』は4月27日、ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地を一面の表紙で取り上げ、「カマダにアタック」と題し、今夏SLベンフィカへの加入が近づいていると報じた。

 この情報がポルトガル、ドイツをはじめヨーロッパ中で大きな話題を呼んでいる。昨夏の移籍マーケットでもベンフィカが期限ギリギリのタイミングでオファーを出して、「移籍間近」まで迫ったが実現には至らなかった。そして今回またも獲得に乗り出したというのだ。

 昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝、今季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝ラウンド進出に大きく貢献した鎌田だが、今季で契約満了を迎え、フリートランスファーになることが決定的だ。

 そんな26歳のトップ下に、すでにドイツの強豪ボルシア・ドルトムントが5年契約年俸600万ユーロ(約8億8000万円)という現・日本人選手最高額のオファーを提示していた。にもかかわらず、である。

『ビルド』は4月27日、鎌田はすでにフランクフルトからの延長契約、ドルトムントからのオファーを「拒否した」と報じている。

 一方、ベンフィカがこの日本人アタッカーを欲している理由にも言及している。

 ポルトガルリーグ首位に立つ名門は、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8進出を果たした。しかし、その躍進により、複数の主力選手が今季限りで退団することが確実に。そのため、すでにクラブ内では危機感が漂っていて、鎌田の確保を1日も早く決めたいということだ。

 また鎌田自身も「ドイツ国外」でのプレーを希望。そこで両者の思惑が合致するのでは――と見ている。

 一方、鎌田には、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFC、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーFC、さらにスペイン1部FCバルセロナなども興味を示していると言われる。CLでの優勝を目標にする鎌田だけに、世界最高峰のステージでの戦いを希望しているはずだが……。

 とはいえ以前にも、トッテナムが獲得を検討していると言われたものの、正式オファーには至らなかったことがある。それだけに、「本命ベンフィカ」は現時点では、確かに“有力”と見ていいようだ。

 もちろんメガクラブがここで手を挙げれば、たちまち状況は一変するかもしれないが――。

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