【日本代表】青山離脱で白羽の矢か。三竿健斗が「特長を出したい」とガーナ戦へ抱負
日本代表の三竿健斗(E-1東アジア選手権より) 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
準備は万端。「あとは考えすぎず」。
[キリンチャレンジカップ] 日本 – ガーナ/2018年5月30日/日産スタジアム
日本代表のMF三竿健斗(鹿島アントラーズ)が、ガーナ戦でチャンスを掴めるか――。青山敏弘の戦線離脱に伴い、守備を持ち味とするボランチの三竿には、むしろ”やってもらわなければ困る”ぐらいの期待が懸かる。
ガーナ戦の前日練習を終えたあとの三竿は、気持ち普段より少し大きめの声で決意を示した。
「与えられた時間のなかで自分のプレーをどんどん出せていると思うし、どんどんコンディションも上がっています。3月のときより周りの選手とのコミュニケーションもとれて、溶け込めていると感じ、精神的にも安心してやれています」
そのように日本代表の一員として平常心でプレーできていると説明。そのうえで、「戦術的には自分の役割は特長を出すこと。そこはそんなに変わらないかなと思います」とピッチ上での仕事についてのスタンスも明確に、しっかり整理して取り組めている。
西野朗監督流の3バックでは、2ボランチはどのような点に気を付けないといけないか。三竿は次のように説明する。
「CBが3人いるので、あまり後ろを気にせず前へ行けるかなと思います。ただ二人が同時に前へ行かないこと。あとは(ウイングバックが下がって)5枚になったときのサイドの守備が少し大変になるのかなとは感じます」
ハリルホジッチ前体制かで代表デビューを果たし、前回のベルギー遠征に帯同。マリ戦で途中出場し、全体のバランスを取ることに成功した。ガーナ戦で出場機会を掴めれば、その控えめだったときよりも、もう少し”前向き”な三竿のプレーを見ることができそうだ。
「あとは考えすぎず、ピッチのなかでは様々な改善をしながら、得てきたものを出していきたい」
準備は万端。三竿は日本代表としてプレーすることを楽しみにしているようだった。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI