原口元気がドイツの新鋭大型FWに日本語レッスン「私ノ好キナ選手ハ…」
原口元気 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ハノーファーの撮影の合間、ヴェイダント相手に、まるで先生と生徒のように。
ブンデスリーガ1部ハノーファー96のFW原口元気が9月18日、同じく今季加入したチームメイトの23歳FWヘンドリク・ヴェイダントとともにクラブオフィシャルメディア用にユニフォーム姿での写真撮影を行った。その準備中に原口によるヴェイダントへの短時間日本語レッスンが行われた様子が、クラブのSNSのツイッター(@Hannover96)で紹介された。
原口は10番、ヴェイダントは23番のハノーファーの赤いファーストユニフォームを着用して登場。原口は腕を組んで、ヴェイダントは気を付けの姿勢をしていて、まさに先生と生徒のような雰囲気になっている(写真用のそれぞれのポーズのようだ)。
ヴェイダントが言おうとしていた日本語のフレーズは「私の好きな選手は~」。
発音や単語の区切りに悪戦苦闘し、原口が「好きな! 選手! は!『好きな』、『prima』ね」と意味も教えながら特訓。そしてヴェイダントは「私ノ好キナ選手ハ、ハラゲン(原口の愛称)」と言うことに成功し、最後、二人は笑顔を浮かべている。
クラブのツイッターでは「ハラゲン(原口)による日本語の短時間レッスンに、ヴェイダントも満足し、二人とも楽しんでいました」と紹介している。
195センチの大型ストライカーのヴェイダントは昨季、地域リーグのエーゲストルフで31試合15ゴール6アシストと活躍したことが認められ、今季、原口とともに加入。CFとしてすでにリーグ1得点、DFBカップ2得点を決めている。
一方、ベスト16入りしたFIFAロシア・ワールドカップ日本代表メンバーの原口はハノーファーへの合流が遅れたこともあり、これまでリーグ2試合に途中出場。チームの顔と言える新10番は徐々にコンディションを高めている。
チームはいまだリーグ戦未勝利なだけに、二人の活躍が巻き返しには不可欠だ。浅野拓磨を含めた前線3人のコンビネーションやパフォーマンスにも、これから注目していきたい。
文:サカノワ編集グループ