久保建英のサイド崩され失点…リーグ4連敗マジョルカ監督「守備のメンタリティ変えねば」「次節カディス戦はほぼ決勝」。ビジャレアルに0-3完敗
ビジャレアルのモイ・ゴメス(左)と競り合うマジョルカの久保建英(右)。(Photo by Alex Caparros/Getty Images)
左足のクロスでアシスト“未遂”の決定機も作ったが――。
[スペイン1部 22節] ビジャレアル 3–0 マジョルカ/2021年1月22日16:15(日本時間23日0:15)/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ
スペイン1部リーグ22節、RCDマジョルカはビジャレアルCFに0-3で負け、リーグ4連敗を喫した。レアル・マドリードからマジョルカにレンタル中の久保建英は公式戦3試合連続でスタメン出場し、左足の右クロスで決定機を作り出したもののアシスト“未遂”に。一方、久保のいた右サイドを崩されて2失点を喫した。
マジョルカは4勝8分9敗の勝点20で、消化試合数が異なるものの、降格圏の18位カディスCFと2ポイント差に。
『ディアリオ・デ・マジョルカ』によると、マジョルカのルイス・ガルシア監督は試合後、「言い訳はできません。これからは守備のメンタリティを変えなければなりません」と語っている。
「言い訳はしません。特に前半、1部リーグでの経験を露呈しました。2点目は、やってはいけない典型例。カウンターを止めるチャンスが3回ありました。ディフェンスのメンタリティを変えなければなりません。もっとタフに、もっとアグレッシブに、もっと激しいチームにならなければなりません。ここから私たちは成長していくしかありません」
そのようにチーム全体のパフォーマンスを厳しく批判している。そのうえで、「もっともっと経験を積んでいる、これがどういうものかを知っている人に賭けるしかないのかもしれません」と、より多くの実績を積んだ選手の補強の必要性も訴えている。
「2失点目は、もっと冷静さが必要です。相手が誰であっても得点できるようなプレーでした。彼らはホームでとても素晴らしいプレーをしているので、言い訳はできません。守る時は、最初から最後まで、本当に守らなければなりません」
ウナイ・エメリ監督の術中にハマったとも言えたが、マジョルカの指揮官は守備強度の物足りなさを嘆いている。
インターナショナルマッチウィーク明け、日本時間2月6日0時15分からはホームでのカディス戦が組まれる。「2週間後にはホームで勝点3を取らなければなりません。カディスとは、ほぼ決勝戦になりますね」と、残留へのデスマッチだと位置づけている。
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[文:サカノワ編集グループ]