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低迷シャルケ緊急会議、吉田麻也を巡り議題「ブンデスリーガでは足が遅すぎる」と厳しい指摘

吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

2戦連続大量失点、パフォーマンスの精彩を欠く。

[ブンデス9節] レバークーゼン 4-0 シャルケ/2022年10月8日15:30(日本時間22:30)/バイ・アレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ9節、シャルケ04がバイエル・レバークーゼンに0-4で大敗を喫し、いまだ1勝しか挙げられず1・2部入れ替え戦枠の16位に低迷している。

 シャルケの日本代表DF吉田麻也はセンターバックとして9試合連続で先発出場したが、前半13分にイエローカードをもらったこともあり、今季初めて79分に途中交代を告げられた。その高さはチームにとって武器になっているが、2試合連続3失点以上を喫し、スピードで振り切られる場面も多く、相手チームにも研究されつつある。

『ビルド』によると、このレバークーゼン戦翌日の朝、シャルケは緊急の「危機管理対策会議」を開いた。フランク・クラマー監督は10人と意見交換し、5バック(3バック)への変更が提案され、そして吉田麻也の起用法についても議論され、「新たなセンターバック」の必要性が唱えられたという。同メディアは吉田について、「ブンデスリーガでは足が遅すぎる」と指摘している。

 クラマー体制が継続される運びにはなっている。ただ先日VfLボーフムの監督を解任されたトーマス・ライス氏が後任候補に浮上しているとも噂されている。

 シャルケは現地14日(日本時間15日3:30)、TSG1899ホッフェンハイムと対戦する。

 カタール・ワールドカップ(W杯)に向けて、日本代表の対戦国の一つであるドイツで、キャプテンがそのような評価を受けるのは非常に厳しい。とはいえ長らく日本を支えてきた吉田も34歳になり、チームでも代表でも明らかにパフォーマンスを落としてきている。主導権を握り先制できる展開であればより生きるタイプであるが、“受け身”が増えるW杯ではアジリティが求められつつも耐久・消耗戦を強いられる。W杯のメンバー入りは確実であっても起用法について、森保一監督にも判断が迫られるか……。

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