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「日本に平手打ちされた」フランス老舗誌が東京五輪の惨敗を嘆く

東京五輪日本代表、酒井宏樹が今夏までいたフランスに一撃!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

『レキップ』が「悪夢のような結末に」。

[東京五輪 GL3節] 日本 4–0 フランス/2021年7月28日/横浜国際総合競技場

 東京オリンピックのグループリーグ(GL)3節、日本代表が久保建英、酒井宏樹、三好康児、前田大然のゴールでフランス代表に4-0の勝利を収めた。グループAを3連勝で首位突破した日本は7月31日、準々決勝でグループB2位のニュージーランドと対戦する。

 フランスのサッカー専門誌『レキップ』は、「日本に平手打ちをされる。今大会から脱落」と題し、通算1勝2敗の勝点3でグループステージ敗退に終わったフランス代表の戦いぶりを報じている。

 メキシコとの初戦を1-4で落としたものの、続く南アフリカ戦は4-3と撃ち合いを制し1勝1敗に。徐々に調子を上げ、この日本戦は2点差以上の勝利で決勝トーナメント進出へ“逆転”できる状況に持ち込んだ。

 しかし――。大会直前のメンバーの大幅な入れ替えがあったとはいえ、最後は0-4といいところなく大敗。「悪夢のような結末で、大会をあとにすることになった」と伝えている。

 フランスは守備の脆さを露呈したことで、DF陣を入れ替えて臨んだ。しかし日本1点リードで迎えた34分、「緩慢になった守備を酒井(オリンピック・マルセイユ → 浦和レッズ)に打開された」と2点目を献上。そして、そのあとキーマンであったテジ・サバニエが負傷で交代に。この時間帯をこの試合のポイントに挙げている。

 そして後半については、「ゆっくりと苦しみが続いた」と表現。「日本が2点先取したことで試合が落ち着くかと思われたが、そうはならなかった。レ・ブルーの元気のないところを突かれていった」と、さらに2点追加。「21世紀に入り、グループステージで3番目に多い失点を記録した」と、一向に改善しなかった守備の破綻を嘆いている。

 そして「全てが期待外れに終わり、シルバン・リポル 監督は頭を下げて帰国することになる」と、メンバー選考の段階からのゴタゴタから好転することなく終わった結果に改めてガッカリしている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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