【浦和】ショルツ今季で契約満了、母国からオファーか。「このまま続けたい」ACL制覇でクラブW杯の出場権を掴み…
浦和のショルツ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
デンマークメディアのインタビューに答える。
J1リーグ浦和レッズのアレクサンダー・ショルツ(Alexander Scholz)が5月9日、母国デンマークメディア『Tipsbladet』のインタビューに応じて、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を果たしての心境、今後についてなど語っている。
2021年途中に浦和に加わった30歳のセンターバックは、同年の天皇杯に続き、アジアチャンピオンのタイトルを獲得。今回のインタビューで、レッズの闘将は「浦和レッズのアイデンティティの一部でもあるタイトル。クラブにとって最も意味ある大会でもあり、多くのファンが喜んでくれている」と、このタイトルの意義を語っている。
また次回大会までACL決勝はホーム&アウェー制が採用されている。カップ戦ファイナルでは珍しい2試合方式という点が話題になり、ショルツは「(地理的な面など)そうしていることも理解できます。また1試合制だったら、私たちも、ファンも、こうした素晴らしい体験をできなかったでしょう」と、メリットを挙げている。ちなみにACL決勝は秋春制への移行後から、シングルマッチになる。
また浦和でプレーしてきた2年間について、「クラブは外国籍選手を迎え入れることに慣れています」「スタッフは礼儀正しく誠実で、トラブルに巻き込まれたことはありません」とも語っている。
そしてショルツが浦和と結んでいる契約は今シーズン末まで、あと半年に。12月にはサウジアラビアでのクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場することが決まっている。
「このまま続けたい。日本でさらに長くプレーしたいと思っています。とても住みやすく、リーグも本当に素晴らしい。このクラブに来れて嬉しく、これからもきっと素晴らしいことが起こり得る。とりわけ、クラブ・ワールドカップがあるからね」
そのようにショルツは浦和でのプレー続行を希望しているということだ。
一方、FCコペンハーゲンが昨年の段階でショルツ獲得へ「大きな関心を寄せていた」とデンマークメディアが報じていたという。その件について問われると、ショルツは「噂について、コメントはしたくない」と言及しなかったということだ。
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ACL優勝を果たした浦和だが、決勝第2戦から中3日、リーグ・サガン鳥栖戦が5月10日19時30分から埼玉スタジアムで行われる。