新潟サポーター『秋春制反対』、無数の横断幕を掲げる「寒冷地クラブは邪魔ですか?」「スタジアムの中だけがフットボールじゃない」
アルビレックス新潟のサポーター。(C)SAKANOWA
リーグは具体的に2026-27シーズンからの導入に向けて議論を開始。
[J1 15節] 新潟 1-3 G大阪/2023年5月28日14:03/デンカビッグスワンスタジアム
J1リーグ15節、アルビレックス新潟はガンバ大阪に1-3で敗れ、リーグ2連敗を喫した。G大阪は8試合ぶりの白星。
この試合、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の今年からの秋開幕・春決勝のシーズン変更に伴うJリーグの「秋春制移行」の議論開始を受けて、新潟サポーターがゴール裏で「反対」の意を訴える数多くの横断幕を掲げた。SNSでその画像とメッセージが拡散されている。
ツイッターの投稿によると、次のようなメッセージが掲げられた(これ以外にも多数)。
「スタジアムの中だけがフットボールじゃない」
「寒冷地クラブは邪魔ですか?」
「スタジアム、練習場の除雪誰がやるの?」
「口先だけの“世界基準”。もっとやることあるんじゃない?」
「移行で影響が出るクラブは声を上げよう! 議論が始まってからでは遅いぞ」
「秋春制、本当にこのまま推し進める? 1クラブたりとも移行による負担が掛かり置いていかれることがあってはならない」
今回Jリーグはより具体的に、秋春制について、早ければ2026年(2026-27シーズン)から導入すると設定。リーグは、日本サッカー協会の田嶋幸三会長からの諮ってほしいという要請を受けて、あくまでも議論の開始であり、その事実を公に伝えることで、様々な意見を求めていきたいと説明していた。また、Jリーグのみならず、各カテゴリーのカレンダーの変更が求められるため、日本サッカー界全体の課題でもあるとも強調していた。
この新潟サポーターの主張に対しては、ツイッターでは逆に「秋春制」を支持する声も少なからず出ている。このサポーターのメッセージは、どのようにJリーグや日本サッカー協会に伝わるのか。