【移籍】鈴木彩艶のライバルはトルコ代表?マンチェスター・U「第2GK」の補強も進める
浦和の鈴木彩艶。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
インテルのオナナとは「個人合意」か。
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが7月7日、イタリア・セリエAのインテル・ミラノに所属するカメルーン代表GKアンドレ・オナナ(Andre Onana)と「個人合意」に達したという。『トランスファー・ニュースライブ』が報じた。ただし、クラブ間の契約解除金(移籍金)を巡る交渉はまだ続けられている。
一方、マンチェスター・Uは、トルコ代表にも選ばれた経験を持つトルコ1部フェネルバフチェSKのGKアルタイ・バユンドゥル(Altay Bayindir)の獲得にも動いているという。トルコメディア『SPORX』などが同日に報じている。
移籍情報を伝えるトルコ人ジャーナリストのアーメット・コナンク氏がツイッター(@ahmetkonanc)で、ユナイテッドは第2GKも求めているとして、25歳のバユンドゥルとともに浦和レッズの鈴木彩艶(SUZUKI Zion)に注目していると伝える。
また、この二人の他に、オランダ1部フェイエノールトのGKジュスティン・バイロー(Justin Bijlow)にも興味を示していた。しかし2000万ユーロ(約31億円)と移籍金が高額なため手を引いたそうだ。
オナナはアヤックス時代、現マンチェスター・Uのエリック・テン・ハフ監督のもとでプレーしている。加入が決まれば、オナナがまず「第一GK」になるのは確実視される。ただ、GKにも競争を求めるということで、鈴木らが評価されているそうだ。一方、元スペイン代表GKダビド・デ・ヘア(David de Gea)の退団もまだ正式には決まっていない。
鈴木も出場機会に飢えているだけに、もしも移籍が実現した場合には、第2や第3GKの立場を受け入れるのか(37歳のベテランGKトム・ヒートン/Tom Heaton の残留も決まっている)、あるいはレンタル移籍も選択肢に入るのか。プレミアリーグとヨーロッパ(UEFA欧州チャンピオンズリーグ)の王座奪還を目指すマンチェスター・Uの戦略に、鈴木が関わってくるのだろうか――。