【天皇杯】死闘PK13人目決着…甲府が鹿島に2年連続勝利。渋谷飛翔、ゴール決めて守った!沖悠哉も絶体絶命ストップ、鈴木優磨11人目キッカー成功…
鹿島の沖悠哉。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
アントラーズは岩政大樹監督のもと、2年連続で下位カテゴリーに星を落とす。
[天皇杯] 甲府 1[11PK10]1 甲府/2023年7月12日19:00/JITリサイクルインクスタジアム
天皇杯3回戦、前回覇者ヴァンフォーレ甲府と鹿島アントラーズの一戦は延長120分でスコア1-1で決着がつかず、PK戦も13人目までもつれこみ、甲府が11対10で、前回準決勝に続いて鹿島を下した。
スコアレスで折り返した後半、鹿島は荒木遼太郎に代えて鈴木優磨を投入。好調時の垣田裕暉との2トップ(4-4-2)が復活すると、ここから試合が動く。
先制したのは甲府だ。51分、セットプレーから中央にこぼれたボールを野澤陸が鮮やかボレー弾!
ただ鹿島も譲らない。62分、右サイドバック広瀬陸斗のクロスと垣田裕暉がヘッドで叩き込み同点とする。
このあと両チームともにゴールがなく、延長戦を経てPK戦に突入する。
そして5人目。ここで決められれば敗退決定という絶体絶命の場面で、沖悠哉がエドゥアルド・マンシャのキックをストップ!!
PK戦はサドンデスに突入。ここからさらなるドラマが待っていた。
鹿島の10人目のキッカーはGK沖が豪快に突き刺して成功。鈴木優磨が11人目に登場して決める。
そして甲府はGK渋谷飛翔が11人目で成功! 渋谷はキック2本をセーブ、さらに13人目の樋口雄太のミスキック(枠上)を誘い、チームを4回戦へと導いた。
鹿島は岩政大樹監督のもとで2年連続、下位カテゴリーの甲府に星を落とすという屈辱を味わった。甲府は4回戦、ヴィッセル神戸と対戦する。