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【川崎】バイエルン戦、爪痕残せず。鬼木監督「もっともっと若い選手には思い切ってやってほしかった」

競り合うバイエルンのムシアラ(右)と川崎の脇坂泰斗。(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)

決定機を作り出すものの枠外シュートを連発…ため息に。

[親善試合] 川崎 0-1 バイエルン/2023年7月29日19:00/国立競技場

『スカパー! ブンデスリーガジャパンツアー Audi Football Summit』、J1リーグの川崎フロターレはドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンに0-1で敗れた。

 4万5289人が見守るなか、川崎は決定機を作り出しながらも枠外のシュートを連発。スタジアムのため息を誘い、ノーゴールに終わった。川崎の鬼木達監督は試合後の記者会見で、バイエルンとの試合が実現できたことに感謝しつつも、だからこそ……「勝てるチャンスもあったと思います」と悔しそうに語った。

「勝負に対して、もう少しそのチャンスを生かしたかったです。多くの選手がチャレンジをしてくれましたが、もっともっと若い選手には思い切ってやってほしかった面もありました。次の天皇杯、リーグ戦につなげていくことが大切だと思います。そこをしっかり見つめてやっていきたいです」

 川崎が主導権を握る時間もあった。ただ、押し込まれると完全に自陣に押し込まれ、そこから数的優位にされて崩される場面も目立った。

 指揮官は“強度”について問われると、次のように語った。

「強度のところでは、積極的に行けた時には、相手のボールにも向かえていました。しかしどちらかと言うと、ボールを奪ったあと、特に自陣でどれだけ動かせるか。そこで一個二個動かせると、逆に相手のインテンシティを無にできたのではないかと思います。

 敵陣に入れば自分たちのサッカーになりましたが、(ボールを)取った瞬間に奪い返される回数が多く、その差が出てしまったと思います。その強度は自分たちも求めていかなければいけないところ。トレーニングから積み上げていきたいです」

 そのようにトランジションから相手にボールがこぼれた際、後手を踏んでいった点を今後への課題にも挙げていた。

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 川崎はこのあと8月2日に天皇杯4回戦で高知ユナイテッドSC、6日のリーグ再開戦ではホームでガンバ大阪と対戦する。

Posted by 塚越始

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