ラツィオ勝利!ナポリから鮮烈初ゴールの鎌田大地と…「新ミリンコビッチ候補はこの二人」
ナポリ戦でゴールを決めたラツィオの鎌田大地。(Photo by Marco Rosi - SS Lazio/Getty Images)
グラウンダーのダイチショットを突き刺す。
[セリエA 3節] ナポリ 1-2 ラツィオ/9月3日3:45(現地2日20:45)/スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ
イタリア・セリエAの3節、SSラツィオの鎌田大地が加入後初となるゴールを決めて、これが決勝弾となり、昨季スクデットを獲得しているSSCナポリに2-1の勝利を収めた。
1-1で迎えた52分、右サイドの崩しから、スルーパスを受けた鎌田は、その託された“信頼”と“期待”に応えようと、左足で狙いすましたグラウンダーのダイチショットを放つ。ボールは逆サイドの隅へ、しっかり突き刺さった。
鎌田のラツィオ初ゴールが決勝点になり、このまま2-1で勝利。マウリツィオ・サッリ監督のもと、ようやくチームは今季初勝利(1勝2敗)を掴んだ。
『ガゼッタ・デロ・スポルト』はこの結果を受けて、「新しいミリンコビッチは誰だ?」として、アル・ヒラルに移籍したセルゲイ・ミリンコビッチ=サヴィッチの代わりになり得る選手として、新加入の鎌田とフランスをフランス代表マテオ・ゲンドゥージがいずれも活躍しているとレポート。
それぞれが異なる特徴を発揮したものの「いずれも満点の出来だった。それぞれのプレーで証明した」と評価している。
鎌田は気持ちよく日本代表の活動へ合流。ドイツ代表、トルコ代表と対戦する。そのあとはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)がスタートする。ラツィオは日本時間9月20日4時からスペイン1部アトレチコ・マドリードと対戦する。
同メディアはその連戦のなかで、二人の競争もまた活発化していくと見ている。逆に厳しい日程に突入するなか、「ミリンコビッチの代わりに、こうして二人がいるのは強みになる」と、ラツィオの新たな武器になると期待している。
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とはいえ今回の試合内容は、ラツィオがリードした時間帯が長かったこともあるが、シュート数はラツィオから見て6本対22本、枠内シュートは2本対4本だった。 ボール保持率は38パーセント対62パーセントと押し込まれた。鎌田の本領発揮はここからだ!