【Jリーグ】浦和の天皇杯資格剥奪で野々村チェアマン「日本だからこそ、熱狂的な雰囲気と安心・安全は両立できる」
Jリーグの野々村芳和チェアマン。(C)SAKANOWA
「熱狂的な雰囲気と安心・安全、楽しさが絶対に日本では両立できると思っています」
Jリーグは9月26日に理事会を開き、そのあと野々村芳和チェアマンらがオフライン・オンラインによる記者会見を行った。
このなかで、サポーター暴徒化問題により浦和レッズが日本サッカー協会(JFA)から天皇杯の2024年度の参加資格剥奪の懲罰を受けたことについて質問が出た。
Jリーグ加盟クラブへの過去になかった重罰。この決定を受けて野々村チェアマンは次のように答えた。
「先日実行委員会でも60クラブの実行委員会により、改めて、どのような雰囲気、どのような作品を作りたいのかを、みんなで確認し合いました。サッカーが表現したい、熱狂的なスタジアム――。その熱烈な雰囲気と安心・安全は両立できる、日本だからこそできると思っています。もちろん(熱狂について)ヨーロッパの感覚と日本の感覚はだいぶ違います。彼らからすると、日本はすごくいいよねと思うこともあるなか、世界の中で日本がどのようなものを見せていきたいか。熱狂的な雰囲気と安心・安全、楽しさが絶対に日本では両立できると思っています。そこをみんなで改めて目指していこうと確認しました。僕の想いもそういったところです」
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そのように野々村チェアマンは「日本だからこそ、熱狂的な雰囲気と安心・安全は両立できる」という、これまで示してきたスタンスを改めて強調。Jリーグとしての目指すべき指針であり方向性を、全実行委員と確認し合った。