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サウジアラビアが2034年W杯へ立候補。日本は!?

2022年2月1日の日本代表対サウジアラビア代表戦で、相手選手と競り合う日本の長友佑都(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

FIFAに意向表明書を提出。すでに70か国が支持の意向を示す。

 サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は10月9日、2034年のサッカー・ワールドカップ(W杯)の開催地に立候補する意向表明書を国際サッカー連盟(FIFA)へ提出した。同年の大会は南米、欧州以外の開催になるため、アジア(AFC)での実施が有力視されているなか、“本命”がさっそく手を挙げた。

 SAFFは10月4日に立候補することを正式に表明し、この日、その最初の手順となるFIFAへの表明書を提出した。サウジアラビアのW杯開催への立候補は初めてだ。

 ヤセル・アル・ミセハル会長はSAFFの公式サイトで、「この国が踏み出しているとても刺激的な旅の第2ステップだ。2034年のW杯でサウジアラビアの発展を目の当たりにし、その文化を体験し、歴史の一部となるよう、私たちは全世界を招待します」と大会開催と世界からの訪問を心から歓迎する。

 ただしスペインメディア『アス』によると、シーズン中に行われたカタールW杯の冬季開催は欧州では不満が多かったという。実際、ウインターブレイクを経て、多くの負傷する選手が出た。2022年のカタールW杯で出た課題を、いかにクリアするかを課題に挙げている。

 また、その立候補表明から72時間で、SAFFはすでに「70以上のFIFA加盟協会がサウジへの支持を公に誓約しています」とも発表している。その中に日本が含まれているかは不明である。いずれにせよ、現在のサッカー界の流れを踏まえると、もしも日本が立候補としたしても勝算は低そうである。

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『アス』も「サウジに匹敵する選択肢になれるように、他の候補者が条件を提示する余地はほとんどないことを物語っている」と現状を見ている。“サウジ1択”の情勢になりつつある。

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