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なぜ久保建英が60分で交代に? ソシエダ監督「今日のラ・レアルに素晴らしい選手はいなかった」。ビルバオとのダービーで敗戦

ビルバオとのバスクダービーで先発したレアル・ソシエダの久保建英(右)。 (Photo by Juan Manuel Serrano Arce/Getty Images)

一番最初に交代を告げられる。チームはリーグ3連勝ならず。

[スペイン1部 14節]A・ビルバオ 1-0 R・ソシエダ/2024年11月25日(現地24日)/サン・マメス スタジアム

 スペインリーグ1部14節、レアル・ソシエダはアウェーでのアスレティック・ビルバオとのバスクダービーに臨み0-1で敗れた。インターナショナルマッチウィークの中断前にFCバルセロナを破るなどリーグ2連勝を収めていたものの、その勢いを持ち込めなかった。

 ソシエダのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF久保建英(Takefusa KUBO)は4-3-3の右ウイングで先発出場。チームの攻撃の生命線といえる右サイドから何度か流れを作り出した。

 しかし、1対1の勝負や突破にこだわり、そこでチーム全体の攻撃のスピードを落としてしまったり、詰まったりする悪いパターンを何度か繰り返してしまう。ボールを持ち込んで変化をもたらすことはできるものの、シュートやビッグチャンスにはつなげられず。60分、アンデル・バレネチェアとともに最初に交代を告げられた。

 イマノル・アルグアシル監督は試合後の記者会見で「ベストと言えた久保をなぜ交代させたのか?」という質問を受けると、「ラ・レアルで素晴らしいプレーをした選手はいなかった」と答えた。

「あなたの意見は尊重しますが、今日のラ・レアルの選手で素晴らしいプレーを見せた選手はいませんでした。もしも11人全員を外すことができたなら、私は11人全員を交代させていたでしょう」

 指揮官はそのように不満を口にした。

 久保を含め、遠征から戻った代表選手たちのパフォーマンスは全体的にパッとしなかった。とはいえ、こうした時こそ、久保にはチームを助けるゴールにつながるビッグプレーが求められた。

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 レアル・ソシエダはリーグ戦、5勝3分6敗の勝点18で暫定10位。このあとミッドウィークにUEFAヨーロッパリーグでアヤックス・アムステルダム、週末にはラ・リーガでレアル・ベティスと、いずれもホームで対戦する。