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ハマス問題、ホリエモンが解説「イスラエルは平均年収800万円の先進国。一方、パレスチナは…」

(C)SAKANOWA

「世界的な緊張が高まっていく流れになっている」

 ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が10月9日、ユーチューブの『ホリエモン チャンネル』を更新し、『イスラエルとハマスが戦争状態に入ったことについて解説します』と題したコンテンツをアップした。世界的な対立に向かうリスクを含んだイスラエルとパレスチナの武装勢力の情勢について、今後の展望を含め解説した。

 戦後建国されたイスラエルだが現在は「平均年収800万円を超える豊かな先進国なので、先制攻撃のようなことはしない」という状況にあった。一方、同国内に閉じ込められるような形で200万人が生活するパレスチナ自治区ガザ地区は、「イスラエルとは全然比べものにならないぐらい貧しいエリアになっています」と説明し、“強いイスラエル正規軍”を脅かすには、今回のような奇襲のテロしかなかったと言う。

 その背景には、かつて敵対にあったイスラエルとサウジアラビアの関係緩和が、より進んでいくと言われていることがある。このままイスラエルとサウジが友好的になれば、アラブ全体とアメリカなど西側との融和がより推進していく可能性が高まる。そこで反米意識の強いガザ地区にいる武装組織であるハマスが、これまでにない規模の反乱を起こしたということだ。

 この緊張が高まれば、より石油が高騰していき、アラブ諸国はより潤うという。またアメリカがこの一帯で戦力増強することで、ウクライナ、さらには台湾周辺などの兵力を削減しなければならず、そこでまた「世界的な緊張が高まっていく流れになっている」ということだ。

 ただし今回のハマスの攻撃で、2007年以降の紛争ではイスラエル人最多となる被害者が出ている。むしろイスラエルに反撃する大義名分を与えてしまったため、パレスチナの「無辜の民」が標的になる可能性もある。堀江氏は「この緊張が長引かないことを切に願いたい」と語って締めくくった。

 元サッカー日本代表( SAMURAI BLUE )MF長谷部誠の所属するアイントラハト・フランクフルトは日本語版エックス(@eintracht_jp)で、「昨日のハマスによるイスラエル人に対しての卑劣なテロ攻撃にショックを受けました。全員で無数の被害者と家族に思いを寄せています」ともコメントしている。

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 堀江氏は2015年、Jリーグのアドバイザーを担当。『ホリエモンチャンネル』では、V・ファーレン長崎の新スタジアム建設現場の視察、FC今治オーナーである元日本代表監督である岡田武史氏との対談なども公開されている。また現在東京都2部リーグのTOKYO2020 FCの設立者であり、自身も選手として登録している。