【浦和】日本代表MF伊藤敦樹へ「リバプールよりいいチームでも通用する」。スコルジャ監督が期待、その条件とは…
日本代表での伊藤敦樹。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
遠藤航と争っていくためには?「経験を積み、チームの結果に対する責任感をより大きく感じる存在になれれば」
[J1リーグ 30節] 浦和 – 柏 /2023年10月20日19:30/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が10月18日、オンラインによる公式記者会見に応じて、20日のホームでの柏レイソル戦に向けて抱負を語った。
そのなかで10月シリーズのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバーに選ばれた伊藤敦樹について話題に。スコルジャ監督は伊藤と直接話をしてコンディションを確認したそうで、柏戦では「雰囲気も状態も良く、いいプレーを期待できます」と期待を寄せた。
伊藤は今回の日本代表の活動では、13日のカナダ代表戦は遠藤航と代わって出場し、約30分間プレーして4-1の勝利に貢献。ただ17日のチュニジア代表戦(〇2-0)は出場機会を得られなかった。
ただ指揮官は「フレッシュな状態で、体力は十分あると思います」と、伊藤のコンディションをむしろポジティブに捉える。
「攻守にわたってチームの強みになることを期待しています。いいパスを出してアシストもできれば、自ら持ち込んでゴールも決められます。アツキがいる時、チームはより自信を持ってプレーできています」
また日本代表ではリバプールFCの遠藤、スポルティングCPの守田英正という、世界でもトップクラスのクラブで活躍するタレントがボランチの主軸を担う。
彼らと争える存在になるためには、さらに何が必要だと思うか。その質問に、指揮官は「経験を積んで、チームの結果に対する責任感をより大きく感じる存在になれれば」と語った。
「アツキは今シーズン、いいパフォーマンスを安定して見せられるようになっています。その時間を長くできれば、さらに良くなっていくと思います。経験を積んでチームの結果に対する責任感をより大きく感じる存在になれれば、彼はリバプールよりも、もっと良いチームでも通用するポテンシャルを持っています」
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スコルジャ監督はそのように、伊藤の底知れぬポテンシャルに言及。嬉しそうに笑みをたたえ、ここからどのように進化を遂げていくのか、まるで父親のように楽しみにしていた。