2017年J3ベストゴール!? 相模原・保﨑淳の60メートル弾は「マグレじゃなかった」
スーパーゴールを決めた相模原の保﨑。来季への追い風に乗った!(C)SAKANOWA
J3の計698ゴールの中でも、インパクトのあった一撃。
SC相模原の保﨑淳が11月26日のJ3・33節ガンバ大阪U-23戦で、ドライブ回転をかけた約60メートルのロングシュートを叩き込んだ。追い風を生かした驚きの一発。2017 年に記録されたJ3の計698ゴールの中でもベストのひとつに挙げられるぐらいの強烈なインパクトを残した。
0-0で迎えた前半25分、ハーフランを越えたあたりの左サイドで保﨑がボールを持つと、すぐさま右足を振り抜く。追い風に乗ったボールは、勢いをつけたままGK林瑞輝の頭上を越えてゴールネットに吸い込まれていった。ピッチ半面を縦断するように決まったドライブシュートだった。
この得点について保﨑は、「決してマグレじゃなかった」と語っていた。
「ボールを持つと、GKが前に出ているのが見えて、追い風が吹いていることも考えて、ボールを上手く捉えることに集中しました。偶然? いやいや、あれはマグレでは決められませんよ。しっかり狙っていました」
試合は2-2の引き分けに終わった。ただホーム最終戦での保﨑の一瞬の判断から生まれたスーパーゴールは、相模原にとっても来季への”追い風”をもたらしそうだ。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI