【なでしこ】長野風花が語る『背番号10』。「背中を押して、私がやってやるという気持ちにさせてくれます」
北朝鮮との第2戦、ボランチでフル出場した日本女子代表の長野風花。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
楽しむスタンスを大切にしつつ、リバプールで磨かれるバトル、「鍛えられています」。
[パリ五輪アジア最終予選 第2戦] 日本女子代表 2-1 北朝鮮女子代表-/2024年2月28日18:30/国立競技場 ※2試合トータル2-1で日本がパリ五輪出場権を獲得
女子サッカーのパリ・オリンピック アジア最終予選、日本女子代表(なでしこジャパン)が高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)、藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)のゴールで北朝鮮女子代表に2-1の勝利を収めた。日本は2戦合計スコア2-1で7月に開幕するパリ五輪のアジア地区代表(2枠)の出場権を獲得した。
池田太監督のもと、背番号10を担ってきたのが長野風花(リバプールFC)だ。今回の北朝鮮との2試合ではインサイドハーフとボランチで先発。2試合目はフル出場を果たした。
澤穂希、阪口夢穂、岩渕真奈らがつけてきたエースナンバー、現在は日本の中盤の「軸」が背負う。
ナンバー10は重圧にはなっているのか、力を与えてくれているのか――。そう問われた長野は頷いて語った。
「この番号を付けている以上、それにふさわしいプレーをしないといけない想いはあります。でもやっぱり背中を押してくれると言いますか、この番号を背負っているからこそ、というところはあります。プレッシャーと言うより、私がやってやるという気持ちがあります」
イングランドのリバプールで戦うなか、大切にしてきた”サッカーを楽しむ”スタンスを大切にしつつ、一方でより向上心を持って自らと向き合ってきたという。
「どのゲームも、もちろんサッカーって楽しんでやるものだから、楽しんだ中でいいプレーが出ると私は思っています。けれどやっぱり、今日の試合はそれプラス、絶対に勝たないといけないという強い覚悟を持ってやりました」
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「(リバプールではデュエルなど球際での厳しさも求められていると思うが?)イングランドリーグでは、アンカーを務めていて、そこでボールを取らないと始まらないというところもあります。まだまだですけれど、そこは鍛えられています」