【サッカー日本代表】フランス出発前、伊東純也と中村敬斗が交わした言葉とは?
伊東純也(左)と中村敬斗(右)。(C)SAKANOWA
スタッド・ランスの直近の一戦では、自身のボール奪取から伊東の決勝点を演出。気持ちを高めて代表活動へ合流。
[北中米W杯 アジア2次予選]日本代表 – 北朝鮮代表/2024年3月21日19:23/国立競技場
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE) が3月21日、国立競技場で北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第3戦、北朝鮮代表と対戦する。このあと26日にはアウェー平壌での第4戦が組まれる2連戦となる。
スタッド・ランスの中村敬斗(Keito NAKAMURA)が3月20日、公式練習後に取材に応じて、この連戦への意気込みを口にした。
三笘薫不在のなか期待される左ウイングは、所属先のスタッド・ランスではカタール・アジアカップのあと控えに回る機会が増えた。それでも直近の17日に行われたFCメス戦では、ボール奪取からチームメイトである伊東純也のスーパー決勝ゴールを演出。気持ちを高めて、この日本代表活動に合流した。
「(アジアカップの)イラン戦は難しい試合になり負けてしまいました。どんな相手であっても、必ず勝てることはありません。絶対勝てる保証はなく、そういったなかでみんな戦っています。アジアカップから気持ちを新たに、今回はワールドカップに向けた大事な試合。公式戦であり、勝ちたいです」
そのように23歳のウインガーは頷いた。
また今回、虚偽疑惑報道の渦中にある伊東が「彼自身を守るため」(森保一監督)という理由から招集されなかった。出発前、何か言葉を贈られたかという問いに、中村は、次のように答えた。
「純也くんとはいつも毎日練習しているので、普段からすごく仲良くさせてもらっていますし、(出発前も)いつも通りでした。(今回、何かメッセージのようなものは?)いってらっしゃい、という感じで、特にはありませんでした」
日常的に普通に会話する間柄であり、自然体に。何か”特別”なメッセージなどがあったわけではないということだった。
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ホーム&アウェーの連戦になるが、中村は「不安や心配なことは少なからずありますが、そういったなかで戦って勝つのもサッカー、初めての地で勝負するのもサッカーです。これからの予選も、中東、東南アジア……どこでやるか分かりませんから、どこでやってもパフォーマンスを発揮したいです」と、むしろ冒険心と好奇心も駆り立て、そしてより強くタフになる向上心も高めていた。
取材・文/塚越始 Hajime Tsukakoshi