【移籍】シュツットガルトがパリ五輪日本代表『10番』候補の鈴木唯人を獲得へ「若手発掘を本格化、先日には視察」
鈴木唯人。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ドイツのサッカー専門誌『キッカー』が報じる。
デンマーク1部(スーペルリーガ)ブレンビーIFの鈴木唯人(Yuito SUZUKI)がこの夏の移籍マーケットで、複数のクラブから注目を集めている。そうしたなかサッカー日本代表の伊藤洋輝、原口元気の所属するドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルトが獲得に向けて本格的に動き出している。
ドイツのサッカー専門誌『キッカー』は5月7日、「VfBシュツットガルトは若手有望選手の発掘を本格化。先日には、ブレンビーIFの鈴木唯人の試合を視察している」と、鈴木のパフォーマンスを実際にチェックしたことを伝えている。
「この22歳の日本人は、右ウイングに加えて、セカンドトップ、時には前線でも攻撃的にプレーが可能だ。ただし2023年8月に(ブレンビーと)結んだ鈴木の契約は、2027年6月末までとなっている」
そのように市立船橋高校、清水エスパルス出身の鈴木のプレーを、シュツットガルトのスタッフが直接チェックしたということだ。ただし、獲得を目指す場合、ブレンビーの要求する移籍金がポイントになってくると見ている。
鈴木は今シーズン、公式戦通算28試合・10得点・9アシスト、デンマークリーグ上位ラウンドでは5試合・3得点・4アシストと大活躍している。『フットボール・トランスファーズ』によると、他にも、イングランド・プレミアリーグのリバプールFC、マンチェスター・シティ、トッテナム・ホットスパーFCなど、「ヨーロッパの多くのビッグクラブが注目している」と、鈴木の試合の視察に訪れていたことを報じている。
パリオリンピック日本代表の候補で、昨年11月のU-22(現U-23)アルゼンチン代表戦ではU-22日本代表の「10番」をつけて2ゴールを決めている(日本が5-2で勝利)。このままいけば、パリ五輪出場は有力視されている。
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ただ、もしも移籍が実現した場合、所属クラブの意向が優先される。あるいは五輪出場を優先させることが移籍の条件になるか。