【移籍】鎌田大地、ラツィオ残留の場合の年俸は「5億円」。単年延長のメリットとデメリットは?
鎌田大地。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「1年延長」が新たな選択肢に。
イタリア・セリエAのSSラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地(Daichi KAMADA)は2023-24シーズンでラツィオとの契約満了を迎える。果たして延長オプションを選択するのか、フリートランスファーとなって移籍するのかが注目を集めてきた。
『イル・メッサジェッロ』はこのほど、「1年+3年の延長オプション」で契約を結んでいた鎌田だが、新たに1年延長という選択肢についても話し合われていると報じた。
『ラツィオ・チャンネル』はこの新たな契約プランについて、そのメリットとデメリットについて報じている。鎌田の年俸はボーナス込みで300万ユーロ(約5億円)。クラブでも高給であるが、フリーでの獲得のため移籍金などはかかっていない。その基本給が継続されるだろうということだ。
鎌田としては、信頼を得たイゴール・トゥドール監督のもとでプレーできる点はプラスに。再び結果を残せれば、契約更新もあり得る。一方、監督があっという間に入れ替わるセリエAでは、もしもトゥドール監督が去って行った場合のリスクもあるだけに、その先には柔軟にも対応できる。
クラブとしては、移籍金などを含め年俸を抑えられる点ではプラスに。同メディアは、チーム内の給与体系が大きく変わることはないとも見ている。一方、クラブ運営を考えると、移籍金を獲得できないことはデメリットであると見ている(それも、序盤の鎌田のように出場機会を失っていた場合、市場価格が下がってしまうわけだが)。
ドイツ・ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトからフリートランスファーでラツィオに加わった鎌田は「1年+3年間の延長オプション」の契約を結んでいる。出場機会を掴めなかったマウリツィオ・サッリイ前監督の成績不振による退任に伴い、トゥドール監督が就任。トゥードル監督は鎌田に中盤を託し、現在不動の地位を築いている。
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これまで鎌田には、イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスFC、ボルシア・メンヒェングラートバッハ、フランクフルト、ユベントスFCが注目していると報じられてきた。