【広島1-3鹿島】優勝争いへ、自信を得る1勝。鈴木優磨6戦5発、佐野海舟が中央突破からチャヴリッチ弾アシスト

植田直通もヘッダー先制弾! サンフレッチェは厳しい1敗に。

[J1 14節] 広島 1-3 鹿島/2024年5月15日/19:00/エディオンピースウイング広島

　J1リーグ14節、鹿島アントラーズが植田直通のヘッダー、鈴木優磨の2試合連続ゴール、そして日本代表MF佐野海舟の完璧アシストからのチャヴリッチ弾で、サンフレッチェ広島に3-1の勝利を収めた。

　中2日の鹿島だがスタメンの変更はなし。選手たちのコンビネーションは良く、前線のスペースを突く動きと球際への強度の高さで、高い位置から重心をかけて攻めていく。すると5分、コーナーキックから植田直通がヘッドで決めて先制!　さらに15分、好調な師岡柊生が突破から倒されてPKを獲得する。これをエースの鈴木が決めて、リードを広げる。

　後半に入ると、広島も挽回。65分、交代出場したマルコス・ジュニオールがミスを突いて決めて1点差に詰め寄る。アウェーチームは、前節3-0から東京ヴェルディに追い付かれた”悪夢”が頭をよぎる。

　ただ、この日は鹿島がここからより強度とハードワークを強めていく。84分、日本代表MF佐野海舟の中央突破からのパスを、チャヴリッチが決めて、ここで改めて鹿島が2点差にしてみせた。

　このまま鹿島が3-1で逃げ切り、5試合負けなし（4勝1分）に。優勝候補とも目された中8日だった広島を、完全に攻略しての勝利。優勝争いへと加わっていける――鹿島にとっては、そんな手応えを得られる1勝になったはずだ。

　鈴木は最近6試合で5ゴール。サッカー日本代表の森保一監督も視察に訪れるなか、佐野が改めて存在感を示し、GK早川友基も日本代表の大迫敬介を上回る安定かつ充実のパフォーマンスを見せた。

　鹿島は中3日の19日、昨季チャンピオンのヴィッセル神戸とホームのカシマスタジアムで対戦する。15時キックオフ。