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【サッカー日本代表への推薦状】浦和で復活、タフさ増した中島翔哉が日本の総合力を引き上げるはず!

中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

元『10番』、強度が上がった一方で魔法のようなパフォーマンスは変わらず。

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選6月シリーズ(6日ミャンマー代表戦@ヤンゴン、11日シリア代表戦@エディオンピースウイング広島)に臨むサッカー日本代表のメンバーが5月24日に発表される。

 森保一監督率いる日本代表は2次予選4連勝で、9月にスタートする最終予選(3次予選)進出を決めている。今回オフに突入するヨーロッパ組の主力はおそらく招集されず、欧州組として活躍しているものの招集できずにいた選手、国内組などから新戦力や好調な選手が抜擢されると見られる。

 そんななか久々の日本代表への復帰を期待したいのが、浦和レッズの中島翔哉(Shoya NAKAJIMA)だ。今季途中から浦和の左ウイングとしてレギュラーポジションを確保し、攻撃の軸となっている。磁石のように足に吸い付く魔法のようなボールコントロールから、ドリブル、パス、クロス……数多くのチャンスを作り出している。

 森保ジャパン発足時の『10番』であり、ヨーロッパでは移籍を繰り返しながら、様々な経験を積んできた。ここ数年の中でもFCポルトの最強だった時代に在籍していた実力は間違いなく、そこで身に付けたタフさも、Jリーグでは大きな武器となっている。守備強度について、レッズの10番は「プレスから攻撃が始まるので、守備も攻撃の一つ」と語るなど、森保監督の掲げる”攻守一体”をしっかり体現している一人でもある。

 また、先日のジュビロ磐田戦ではコーナーキックからマリウス・ホイブラーテンのゴールをアシストするなど、今季すでに4アシストを記録。なかなか固定できずにいるセットプレーのキッカーとしても期待できるはずだ。

 そして浦和のペア=マティアス・ヘグモ監督は最近の中島の状態について、「フィジカルコンディションが上がり、状態がとても良いです。最近は二つ目目、三つ目ではなく、彼が本来できるファーストチョイスを使っている印象があります」と、より持ち味を出し切れる『第一の選択肢』を使えていると語っているのは印象的だ。

 中島はこれまで「レベルの高い選手たちとともにプレーできることがとても嬉しいし励みになる」とも語ってきた。中島が周囲の良さを引き出し、周囲も中島の良さを引き出す。そんな好循環もできている。

 そのサイクルは、日本代表でも生まれるはず。中島の突き抜けたテクニックが、周囲のストロングポイントを引き出す。そのように日本の総合力アップにも貢献してくれるに違いない。

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 これまであまりチームとしては組む機会のなかった選手も招集されそうだ。そのなかに中島がいる――。中島のアッと驚くようなプレーに、森保監督も久々に極上の笑顔を浮かべる。そんな機会になるのではないだろうか。

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