久保建英が全日程終了、ラ・リーガ7得点・4アシスト。今年に入り1得点のみ、日本代表の活動を挟み、チームとともに調子上がらず
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
レアル・ソシエダは29日には東京ヴェルディと国立競技場で対戦へ。
スペイン1部リーグの最終38節が5月25日に行われ、サッカー日本代表MF久保建英の所属するレアル・ソシエダはホームでアトレチコ・マドリードに0-2で敗れ、来季ヨーロッパリーグ(EL)圏内の6位で終えた。4-3-3の右ウイングで先発した久保はフル出場。ラ・リーガの全日程を終えたレアル・ソシエダはこのあと来日し、29日に東京ヴェルディと国立競技場で対戦する。
久保はこの日、チェックに来た3人を置き去りにする圧巻のドリブル突破から決定機を作り出すなど見せ場を作った。しかしチームは無得点で、3連勝はならなかった。
来月4日で23歳になるレフティは今季リーグ戦は30試合・7得点・4アシストを記録。5大リーグのトップクラブで2年連続レギュラーを担う活躍ぶりを見せた。
一方、シーズン序盤8試合で5ゴールを決めたものの、今年に入って2月19日のRCDマジョルカ戦(〇2-1)のみしか得点できず。特に1月のアジアカップ、3月シリーズと日本代表の活動を挟んだあと、チームとともに調子が上がらなかった。
今季のデータは次の通り。
・シュート数 33
・枠内シュート 20
・パス本数 670本(成功540本)
・パス成功率 80.6パーセント
・クロス本数 137本(成功35本)
・クロス成功率 25.55パーセント
・ドリブル数 90回(成功50回)
・ドリブル成功率 55.56パーセント
シーズン終盤はイマノル・アルグアシル監督が、強豪と戦ううえでの守備強度について言及。高い位置でしっかり起点を作れていたダビド・シルバの現役引退により、チームとしての戦い方の模索も続いた。
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移籍の噂も出ているものの、久保がソシエダの完全な軸となっていくため、どのように課題と向き合いつつ、武器をより発揮していくのか。今季締めくくりの活動となる東京V戦だが、ある意味、新シーズンに向けた“一歩目”にもなる。