【サッカー日本代表】伊東純也と女性2人の問題は検察判断へ、W杯最終予選は「ギリギリ間に合うか」。犬塚弁護士が示した見通しとは?
伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
『ワイドナショー』で、代表復帰のタイミングについて今田耕司さんが質問。
週刊誌に嘘の情報提供をしたとして女性2人を虚偽告訴罪で刑事告訴し、さらに損害賠償の民事訴訟を起こしたサッカー日本代表のMF伊東純也(スタッド・ランス)を巡る事件で、7月2日に伊東は準強制性交致傷容疑、またA子・B子は虚偽告訴罪で、それぞれ大阪府警から書類送検された。伊東は嫌疑不十分で、不起訴になる公算が高いと見られる。
フジテレビの『ワイドナショー』は7月7日、この件を取り上げて、コメンテーターである弁護士の犬塚浩氏が、この刑事事件について、これまでの両者が告訴に至った経緯を説明。このほど警察の捜査が終わり、「双方を書類送検」として、検察に起訴・不起訴の判断を委ねたということだ。そのうえで犬塚弁護士は「過去のケースからすると、あと2、3か月のうちに両方に判断が下されるだろうと思います」と語った。
本来は二律背反でどちらが罪を犯していると思われる状況ではある。しかし「両方とも起訴まではできないレベルなのかどうか」を今後のポイントに挙げた。
またタレントの今田耕司さんが「どうなれば、伊東選手は日本代表へ戻れるのでしょうか?」と質問。犬塚弁護士は「最終的に不起訴処分になれば、これ以上は手続きを進めないと検察庁が判断したことになり、おそらく代表に復帰できると思われます」と語った。
所属先であるフランス1部(リーグ・アン)スタッド・ランスでは試合出場ができている。そうしたなか、9月からは北中米ワールドカップ(W杯)の3次予選がスタートする。同弁護士は「昨年の野球選手の(同容疑の)場合は3か月で検察庁は判断しています。いい結果が出れば、(9月は)ギリギリというところでしょうか」と解説した。
今年のW杯3次予選は9月の中国代表戦(5日ホーム@埼玉スタジアム)バーレーン代表戦(10日アウェー)でスタート。年内は10月、11月にも2試合ずつ、そして来年は4試合が組まれる。
W杯の出場枠が拡充される今大会からアジアの出場枠は「8.5」に増加。これまでの最終予選だった3次予選では、グループの中で6チーム中上位2チームが北中米W杯の出場権を掴む。
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3・4位の場合は4次予選に回り、3チームが2グループに別れ各組1位になるとW杯の切符を獲得できる。さらに2位同士がプレーオフに回り、勝者が大陸間プレーオフに挑む。