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「監督が頼りない分…」日本代表の森保監督、キャプテン遠藤航をはじめ選手とスタッフへの信頼を語る

10月シリーズの豪州戦のあと、日本代表の長谷部誠コーチと語り合う森保一監督(右)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

W杯出場へ王手、「一人ひとりが日本のために、チームのために、勝ちたい、強くなりたいと思える環境作りはしてきました」。

[北中米W杯アジア最終予選 グループC 第7戦] 日本代表 – バーレーン代表/2025年3月20日19:35/埼玉スタジアム2002

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の遠藤航(Wataru ENDO)が3月19日、森保一監督とともに翌日の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)バーレーン代表戦に向けた公式記者会見に臨み抱負を語った。

 そのなかで監督としてのマネジメントで心掛けている点を問われた森保監督は、次のように答えた。

「監督として、もちろんチームの目標設定や指針を示すことは、役割りとしてやっていかなければいけないと思います。また、横にいるキャプテンであり、選手、コーチングスタッフ、チームスタッフが主体的に関わりながらチームを勝たせていける環境作りをしていかなければいけないと思っています」

 指揮官はさらに詳しく、少し謙虚に続けた。

「一人ひとりが日本のために、チームのために、勝ちたい、強くなりたいと思える環境作りはしてきました。あとは監督が頼りない分、横のキャプテンがチームをまめてくれています。本当に全員が自分の役割から何ができるのか、チーム全体から考えてくれているのは、監督として有難いなと思っています」

 日本のW杯出場権獲得まで、あと1勝。勝点1を積み上げれば決定する可能性もある。

「今回も順風満帆に見えますが、ボタンの掛け違えが少しでもあれば、この結果にはなっていなかったと思います」として、アウェーでの想定外の環境にも対応しながら「落ち着いて対応」し、結果を残してきた選手・スタッフに感謝を伝える。

 とはいえ、まだ予選の途中でもある。森保監督は「これからの結果は保証されていません。あぐらをかかず、自分たちに何ができるのかを考え、一人ひとりが最高の準備をして臨みたいです」と気を引き締め、一戦必勝を期す。

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 チームに携わる一人ひとりが最高の準備をして臨む――。ホームでのW杯出場権獲得へ、森保監督はそのように呼び掛けた。