【移籍】久保建英のリバプール移籍、レアル・マドリードが承認「46億円を得られる」
日本代表の久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
スペインメディア「マドリードはクボの復帰を除外した」
スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)がこの夏、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCへ移籍するのか!? このビッグディールの噂、にわかに現実味を帯びてきているようだ。スペイン王手『マルカ』は実質的に50パーセントの権利を保有するレアル・マドリードが、久保を復帰させる予定もなく、移籍条件を満たせば容認すると報じた。
以前から噂のあったエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者として、レッズが久保を補強する――。日本での報道を受けて、スペインメディア『マルカ』は7月22日、レアル・ソシエダ、レアル・マドリード、それぞれが移籍金(契約解除金)として「巨万の富を得られる」と伝えた。
久保に設定されている移籍金は6000万ユーロ(約102億4000万円)とされる。リバプールはこれを上回る金額を設定しているとも言われる。
いずれにせよ、同メディアによると、レアル・マドリードは実質50パーセントの権利を保有しているため、リバプールから2700万ユーロ(46億1000万円)を得られるということだ。『マルカ』は次のように伝える。
「この移籍はレアル・ソシエダの財源を潤すだけでなく、売却される600万ユーロのうち50パーセントの経済的権利を持つレアル・マドリーも大きな恩恵を受けられる。マドリードは久保の獲得を除外しており、このオペレーションによって、クラブは約2700万ユーロを手にすることになる」
そのようにカルロ・アンチェロッティ体制が継続され、しかもキリアン・エムバペを獲得したレアル・マドリードは、久保復帰を検討していないと伝える。条件を満たせば、移籍を容認する構えということだ。
久保が現在所属するレアル・ソシエダは7月25日、パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦する。プレシーズンマッチではあるが、これがソシエダのユニフォームを着て戦う久保のラストマッチになるのだろうか。