【移籍】日本代表MF川辺駿が広島復帰へ「ホームシックに苦しんだ」。2.5億で売り6億円で買い戻し!?
日本代表の川辺駿。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
川村と大橋の移籍金を充てる? あるいはフリー移籍か。
J1リーグのサンフレッチェ広島が7月29日、ベルギー1部スタンダール・リエージュに所属しているサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF川辺駿(Hayao KAWABE)の復帰に向けて交渉を進めている。
現地ジャーナリストのサーシャ・タヴォリエリ氏がSNS(@sachatavolieri)で、「状況が好転しない限り、カワベはサンフレッチェ広島に戻ります」とレポート。また、別のジャーナリストは「川辺はホームシックに苦しんだ」として、広島から150万ユーロ(約2億5000万円)で獲得し、350万ユーロ(約5億8000万円)で売却するという交渉が進んでいると伝えている。欧州でパワーアップした川辺を、プラス3億円以上で買い戻すのだろうか。
あるいは、スタンダールでは最近、給与未払い問題が報じられていた。その件がクリアになっていなければ、浅野拓磨がパルチザン・ベオグラードを同様の問題で退団し、フリートランスファーとなってVfLボーフムに移籍したように、FIFA(国際サッカー連盟)の裁定が下れば、一旦“フリー”の立場になることも可能だ。
川辺はこれまで、新シーズンの去就が曖昧になっていた。そのあたりが関係していることも十分に考えられる。
広島は川村拓夢がオーストリア1部RBザルツブルクへ、そして今季湘南ベルマーレから獲得した大橋祐紀がわずか半年でイングランド・チャンピオンシップのブラックバーン・ローヴァーズFCへ(正式発表はまだ)、それぞれ移籍することで、クラブは移籍解除金も得られる。その資金が使われるのではないかと言われる。
とはいえ、9月で29歳になり年齢的にも今後さらに高額で売却することがあまり考えられない選手を、そのような高額の移籍金で復帰させることはあまり考えられないか(年俸の増額はあり得るだろうが)。
実力は十分だったが、当時はビザの関係で、イングランド・プレミアリーグのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに加入したあと、スイス1部グラスホッパーズに期限付き移籍。そしてベルギー1部のスタンダール・リエージュに移籍していた。その間、日本代表にも何度か呼ばれ、ピッチに立った時には“違い”を見せ付けていた。
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広島はこの夏からAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2の戦いにも臨む。類まれなセンスの持ち主である司令塔を担えるセンターハーフが、2021年以来の復帰を果たすのだろうか!?