【移籍】STVVがパリ五輪エース細谷真大の獲得へ「若きストライカーに注目」
パリ五輪のイスラエル戦で決勝ゴールを決めたU-23日本代表のエース細谷真大。写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA
『日本の情報筋』の話として、ベルギーメディアが報じる。
ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)がこの夏の移籍マーケットで、J1リーグ柏レイソルに所属するパリ・オリンピックのサッカー男子日本代表(U-23日本代表)FW細谷真大(Mao HOSOYA)の獲得を検討している。
9月7日で23歳になるストライカーはこれまで、柏とU-23日本代表の最前線を牽引。今季はJ1リーグ19試合・2得点・3アシスト、天皇杯1試合・1得点と公式戦通算では20試合・3得点・3アシストを記録してきた。
そして日本時間7月31日に行われたパリ五輪グルプステージ(GS)第3戦のイスラエル代表戦では、佐藤恵允のアシストから決勝点となる今大会初ゴールを決めてみせた。第2戦マリ戦では相手を弾き飛ばして右サイドをこじ開ける豪快なドリブル突破から、山本理仁の決勝点もお膳立てしている。
すでに日本代表(フル代表)でも6試合・1得点。上田綺世(フェイエノールト・ロッテルダム)とともに、日本の前線を牽引するタレントとして将来が嘱望されてきた。
ベルギーメディア『フットボール・プレミア』は7月30日、シント=トロイデンは多くの選手が退団しているため新戦力の補強策を進め、「日本の情報筋によると、現在は柏レイソルのFW細谷真大との契約を望んでいる」とレポートした。ポテンシャルのある数々の日本人選手を獲得してきたトロイデンだが、「STVVの攻撃陣を強化するため、細谷の経験とスキルが重要な補強になると期待ししている」と、新戦力としての獲得を希望しているそうだ。
同メディアは「STVVはこの若いストライカーに注目していると日本の情報筋は言っており、交渉段階は進んでいると思われる」と、水面下で動きがあるようだと見ている。STVVはすでに同じくパリ・オリンピックのサッカー日本代表GK小久保玲央ブライアンをSLベンフィカから完全移籍で獲得。さらなるパリ五輪世代のタレント獲得となるのだろうか。
細谷には、これまで多くの欧州1部のクラブが接触してきたと言われる。そうしたなかストライカーはまずこのパリ五輪でのメダル獲得に集中してきた。STVVの動きが事実であれば……実に絶妙なタイミングではある。
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U-23日本代表は日本時間8月2日(金)24時から、準々決勝でスペイン代表と対戦する。細谷には2試合連続ゴールが期待される。