【パリ五輪】号泣の小久保玲央ブライアン、立ち上がれず。サッカー日本代表がスペインに0-3、ベスト8敗退
スペイン戦後、涙を浮かべるパリ五輪サッカー日本代表の小久保玲央ブライアン。写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA
56年ぶりのメダル獲得ならず。
[パリ五輪 男子サッカー 準々決勝] 日本代表 0–3 スペイン代表/2024年8月2日24:00(現地17:00)/スタッド・ドゥ・リヨン
パリ・オリンピックの男子サッカー準々決勝、パリ五輪日本代表(U-23日本代表)はスペイン代表に0-3で敗れ、ベスト8敗退となった。56年ぶりのメダル獲得はならなかった。
開始早々にスペインにイエローカードが提示され、やや日本優位で試合がスタート。そのあと両チームが主導権を握り合い、次第にスペインが日本の左サイドで主導権を握り出す。
そして11分、73分とフェルミン・ロペスが左足と右足でミドル弾。さらに86分、コーナーキックからアベル・ルイスにトドメの一撃を決められた。
一方、日本は40分にエース細谷真大が振り向きざまのシュートを突き刺した。しかし藤田がパスを出す瞬間、細谷の踏ん張った足の一部がオフサイドのポジションにあったとVARが介入。バー・オンリー・レビューにより、オフサイドで得点取り消しとなった。
さらに、山田楓喜のフリーキックから細谷がジャンプヘッド弾がポストを直撃、高井幸大のヘッドもクロスバーを叩く……。0-3の差があったとも言えるし、僅差であったとも言える……しかしメダルにはまたも届かず、大岩剛監督率いるチームはベスト8で戦いを追えた。
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試合直後、グルプステージ3試合無失点に抑えたが、ここで3失点を喫したGK小久保玲央ブライアンは号泣し、しばらく立ち上がることができなかった。チームメイトに抱きかかえられたが、その目からは涙が溢れ続けた。