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GK鈴木彩艶、まさかの退場劇でパルマのペッキア監督から掛けられた言葉とは? ”埼スタ日本代表デビュー”誓う

日本代表の鈴木彩艶。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「自分としてはボールに行き、そのあと相手選手が当たらないように身体をよけたのですが…」

[北中米W杯アジア3次予選 C組第1戦]日本代表 – 中国代表/2024年9月5日19:35/埼玉スタジアム

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のGK鈴木彩艶(パルマ・カルチョ1913)が9月3日、初めて挑むセリエAの舞台、そして北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)の第1戦・中国代表戦に向けて抱負を語った。

「イタリアでは3試合戦いましたが、ホントに自分史上初めてのことがいろいろありました。そのなかで武器は発揮できていて、この代表につなげられればと思います」

 ナポリ戦ではイエローカードを2枚もらい退場処分に。背後へのボールに飛び出してしっかりクリアしたが、残り足が相手に当たった。それに対し主審はイエローカードを提示した(相手が飛び込み、ファウルをもらいに来ているようにも見えたが)。

「審判の捉え方だと思います……。自分としてはボールに行って、そのあと相手選手が当たらないように身体をよけたのですが。チームとしてGKに要求されている背後のスペースへ出ていく判断は間違っていませんでした。イエローカードをもらったのはおそらく初めてで、そうした状況は考えなければならないと学びました」

 チームメイトからは「全ての選手が『あれはファールじゃない』と言ってくれました。ただ、ファウルを取られてもおかしくない状況ではありました」という。そして、過去にはアビスパ福岡を率いたパルマのファビオ・ペッキア監督からは「いろんなことに慣れていかないといけない」と肩を叩かれたそうだ。鈴木も「みんなポジティブな声をかけてくれました」と、その周囲のサポートに感謝していた。

 ベルギーからイタリアに渡って2か月が経った。

「正直イタリア語で苦労したところはありますが、自分の武器を生かせるチームスタイルで、チャンスも多く作れています。GK陣のレベルも高く、次は出場停止になるので、また競争が待っています」

 またサポーターの「熱量」は、浦和レッズ時代とはまったく”別物”とも感じるという。

イタリアはベルギーと比べても、日本と比べても、特殊です。試合中でもサポーター同士がケンカをしていて、ゴール裏同士が戦っています。そうしたものも含め、楽しみながらできればと思います」

 そして中国戦。出場機会を得られれば、日本代表として初めて埼スタのピッチに立つことになる。

「シンプルに背後を取ってくるところや、トップの選手がポストプレーで収めてきます。背後のスペースへの対応には準備しています。A代表の選手として埼玉スタジアムに来るのは初めてですし、埼スタのピッチで試合に出場したいですし、勝利を届けたいです」

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 浦和レッズのファン・サポーターもきっと多く観戦に訪れるなか、進化を遂げた姿を見せたい。鈴木彩艶が初めてのW杯アジア最終予選に挑む。

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