ドイツ紙から待望論。宇佐美貴史が練習試合フル出場、二度ビッグチャンス作る
デュッセルドルフで2シーズン目を迎える宇佐美貴史。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今季これまで公式戦出場なしだが、「次戦不可欠だ」。
フォルトゥナ・ドゥッセルドルフは9月7日、ドイツ3部リーグのKFCウァーディンゲンと練習試合を行い、1-1で引き分けた。この試合でFIFAワールドカップ・ロシア大会に日本代表として出場したFW宇佐美貴史がフル出場し、二度のビッグチャンスを作り出して好調ぶりを示した。
ワールドカップ後のオフを挟んで昨季のレンタルから完全移籍での加入が決まった宇佐美だが、チームへの合流が遅れたことが影響し、今季これまで公式戦の出場なし。別メニュー調整を続けて体に負荷をかけるなど、コンディションを高めていた。
開幕した2018-19シーズン、ブンデスリーガ1部復帰を果たしたデュッセルドルフは、これまで1分1敗(2得点3失点)と勝ち星がない。昨季開幕後にFCアウクスブルクからレンタルで加入した宇佐美は、シーズン終盤に右ウイングのレギュラーとして活躍。23節からの4試合連続ゴールなど通算28試合8得点3アシストを記録した。
今回の練習試合での活躍を受けて、地元紙『WZ』は、国際Aマッチデ―の中断明けの9月15日・3節のホームでのホッフェンハイム戦、「(トップチームの)現状の悪い状態が続くようであれば、宇佐美が不可欠だ」と”待望論”を唱えている。
文:サカノワ編集グループ