川崎フロンターレ、7冠もたらした鬼木達監督が今季で退任。吉田社長「クラブとして最大限の謝意と敬意を表したい」
川崎の鬼木達監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
中村憲剛氏の来シーズン入閣あるいは監督就任はあるのか!?
J1リーグの川崎フロンターレは10月16日、契約満了に伴う鬼木達監督の今季限りでの退任を発表した。
川崎の吉田明宏社長は声明を発表し、次のように鬼木監督のクラブの貢献を記し、「クラブとして最大限の謝意と敬意を表したい」と伝えている。
「日頃より川崎フロンターレに多大なるご支援、ご声援をいただきまして誠にありがとうございます。
本日、当クラブのトップチームを指揮しております鬼木達監督が、契約満了に伴い今シーズンの終了をもって退任することをお知らせいたしました。
鬼木監督は、1998年に選手として期限付き移籍で加入し、2003年からはキャプテンも務め、チームのJ1昇格に大きく貢献し、活躍されました。現役引退後は2007年からスクール・アカデミーコーチを務め、2010年からトップチームコーチ、そして2017年からはトップチームの監督として、これまで長年にわたりクラブの歴史を築きあげてきたフロンターレファミリーを代表する功労者の一人です。
そして、なにより2017年のクラブ初タイトルとなるJリーグ優勝を皮切りに、Jリーグ制覇4回、Jリーグカップ優勝、天皇杯優勝2回と、8シーズンで7つのタイトル獲得を成し遂げたことは、クラブのみならず日本のサッカー界を代表する監督であることを示しています。鬼木監督の情熱と求心力が、選手とクラブの成長に大きく寄与したことは明らかであり、クラブとして最大限の謝意と敬意を表したいと思います。
鬼木監督の契約期間が満了する今シーズン終了まで、J1リーグ戦6試合、ACLEリーグステージ4試合が残っております。これまで鬼木監督が築きあげてきたフロンターレらしさであるアグレッシブなサッカーと全員が最後まで諦めないプレーで、勝利を目指してまいります。
鬼木監督のもと、選手、スタッフ、チーム関係者全員、そしてファン・サポーターの皆様で一丸となり共に戦っていきましょう。引き続きのご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます。
株式会社川崎フロンターレ 代表取締役社長 吉田明宏」
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このほどJリーグチームを指導できる指導者S級ライセンスを取得したOBである中村憲剛氏の来シーズン入閣、あるいは監督就任もあるのか!? すでに待望論は出ているようだが……。川崎が新時代へと突入する。