【鹿島】関川郁万「あれは想定外でした」と驚いた曺貴裁監督率いる京都のセットプレー対策とは?
鹿島の関川郁万。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
警戒していたラファエル・エリアスを無得点に抑える。
[J1 29節]京都 0–0 鹿島/2024年11月17日14:00/サンガスタジアム by KYOCERA
J1リーグ順延分の29節、京都サンガF.C. 対 鹿島アントラーズの一戦はスコアレスドローに終わった。
鹿島のセンターバック関川郁万はラファエル・エリアスや原大智ら強力な攻撃陣を揃える京都を無失点に抑え、「攻め残りも、個人の能力もあるなかで、止めることができたと思います。失点がかなり減っていることがチーム全体にプラスに働いています。得点のところ、そこは課題だと思います」と収穫と課題を挙げた。
チャンスは限られたなか、セットプレーがカギを握った。ただし、そこを鹿島が狙っているのは京都の曺貴裁監督も見抜いていた。なんと今回、セットプレー時に関川とともに攻め上がる植田直通に二人のマークがついていた。関川も「あれは想定外でしたね。そういうチームがむしろ増えてくると思います」と、”高さ対策”に新たなテーマを感じていた。
ラファエル・エリアスとは今回が初対決となった。鹿島の5番は「初めての対戦だったので、今日が本調子だったのかは分かりませんが、あまり決定的なチャンスは与えなかったかなと思います。警戒していた選手の一人でしたし、シュートチャンスがそこまでなかったのは良かったと思います」と、チームで守り切れたことに頷いた。
残り2試合。アウェーでのセレッソ大阪戦、そしてホームでのFC町田ゼルビア戦と続く。今季最終ラインを守り続けてきた24歳のファイターは「勝つしかない。そこに貪欲になるしかないです」と語り、チーム一丸で勝利を掴み取っていく覚悟を示した。
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鹿島は勝点59で5位のまま。4位に浮上すると、天皇杯の結果によって、ACL2出場権獲得の可能性が残る。