【浦和1-1川崎】小林悠がマリウスに競り勝つヘッダーで同点弾!「ちょっと難しいボールでしたが、上手く当てられました」
川崎の小林悠。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「難しく考えるのはやめようと思って入りました」
[J1 28節]浦和-川崎/2024年11月22日19:00/埼玉スタジアム
※浦和の1-0リードで、後半開始から再開
荒天により前半終了時点で中止・延期されたJ1リーグ28節の浦和レッズ対川崎フロンターレの「後半45分間」の再開ゲームは、川崎のエース小林悠のヘディング弾が決まり、トータルスコア1-1で引き分けた。
川崎が押し込むなか、56分、三浦颯太の高速クロスに、小林がマリウス・ホイブラーテンの前でわずかに引きながらジャンプヘッドで合わせる。するとコントールされたボールはGK西川周作の頭上を越えて、ゴールネットを揺らした。駆け引きで上回っての素晴らしいヘッダーだった。
「ちょっと難しいボールでしたが、上手く当てられました」
小林は試合後、欲していたゴールを決め切れたことを喜んだものの、やはり勝利につながたかったとも悔やんだ。
「相手のセンターバックが強かったので、可能性のあるボールを上げていかなければ点になりませんでした。試合前には颯太に、俺と(山田)新だから、どんどん上げて来いよとは伝えていました。そういうプレーがゴールにつながって良かったと思います」
小林自身は「経験」で決めた一撃だったと頷いた。
「颯太の左足のクロスは、手前に巻いてくるようなボールだったので、ちょっとボールの下のところに当てる感じでした。あそこでポンってやると右へ行くかなと。右利きのクロスとは違った当て方でした」
後半開始からのスタート。小林は”特例”によりスタートからピッチに立った。
「難しく考えるのはやめようと思って入りました。負けている状況でしたし、まずゴールが必要で、スタートから出たいという気持ちもありました。そのためにアピールすることだけを考えていました」
これが最初で最後になるかもしれない45分間の再試合、小林は”引き分け”の結果をポジティブに受け止めていた。
「練習でも負けていた時に備えて、パワープレーの練習もしていました。そうなれば代わる予定だったと思います。ただ交代したくなかったし、ゴールも決めたかったし、自分ももう一本チャンスがあったので、決め切って勝ちたかったです。ただ、みんなですごくいい準備ができたので、追い付けて良かったです」
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川崎は11勝13分12敗の勝点46で13位。一方、浦和は12勝11分13分の勝点47で10位。