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【浦和】再開後初、サポーターがアウェー観戦「何とか勝利を届けたかった」と大槻監督。大分とスコアレスドロー

浦和の山中亮輔(2019年6月撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

合計7397人が来場する。

[J1 25節] 大分0-0浦和/2020年10月31日/昭和電工ドーム大分

 J1リーグの大分トリニータ対浦和レッズは、大分が優勢に試合を進めるもののシュートやクロスの精度が低く、両チームともに決定機をモノにできず、スコアレスドローに終わった。

 立ち上がりは大分がペースを握ったが、三平和司の決定的なシュートが大きく枠を外れると、チーム全体のトーンもダウン。一方、次第に球際での攻防を制してきた浦和も、長澤和輝が強烈なシュートを放ったもののDFにブロックされる。

 試合終了間際、右サイドを抜け切った田中達也のやや高くなったクロスに、駆け込んだ野村直輝がジャンプヘッドで合わせるもののゴールポストを直撃……。結局、両チームともにゴールネットを揺らすことはできなかった。

 試合後のオンラインによる記者会見で、浦和の大槻毅監督は次のように語った。

「スピードを上げさせていただけなかった、という印象は特に前半ありました。(山中亮輔の攻撃参加など)もう少し、そういった回数を増やしたかった。ただ、そういったなかでも1点を取りたかったです」

 またこの試合、新型コロナウイルスによる中断明け、浦和のアウェーゲームでは初めて、ビジター席が一部開放された。多くの赤いユニフォームがスタンドを埋めた。計7397人が来場した。

「九州まで皆さん来ていただいて、昨日空港に到着した時にも声を掛けてもらいました。こうした日が来て、たくさんのサポーターがアウェーに来ていただける機会これから増えると思うので、何とか勝利を届けていきたいと思います」

 一方、大分の片野坂知宏監督は次のように悔やんだ。

「手応えは感じています。ただ攻撃面では、チャンスを作れていますが、G大阪戦に続いてゼロ点(ノーゴール)なので、この課題に向き合っていかなければいけない。なんとか改善していきたい。得点しなければ勝点3は得られないので、いろいろなことが要因に挙げられますが、当事者がトレーニングからこだわり積み上げていくしかないと思います。やはり勝ちたかった、勝てたのではないかという思いが強いです」

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[文:サカノワ編集グループ]

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