【鹿島】川崎との一戦へ中後監督「アグレッシブに前からかけるところとしっかり我慢するところがポイントに」
川崎戦前日練習での鹿島の中後監督。(C)KASHIMA ANTLERS
「チーム全員でよくやれている」
[J1 35節]川崎 – 鹿島/2024年11月1日(金)19:00/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
J1リーグ鹿島アントラーズの中後雅喜監督が10月31日、オンラインの取材に応じて、翌日の川崎フロンターレ戦に向けて抱負を語った。
ランコ・ポポヴィッチ前監督の解任を経て、新体制2試合目となる。中後体制初戦のアビスパ福岡戦は鈴木優磨の左MF起用など新たな試みも見られたが、狙ったような攻撃を展開できず。劣勢を強いられながらもスコアレスで引き分けた。
そこから中断期を挟み、中後監督はチームの状態について次のように語る。
「前節ホームで勝点3という結果を得られなかったので、今回アウェーで、しっかり戦って勝点3を取れるように準備してきました。(これまで控えだった選手も気迫が感じられが?)トレーニングマッチでいいプレーをしてくれる選手が多く、チーム一丸となっていくうえで競争は必要なこと。そういう意味でも、チーム全員でよくやれていると思っています」
そして今回、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートに出場中の川崎と対戦する。
「非常に力のあるチーム。攻撃力が非常に高く、個の能力が高い選手も多いです。その相手に自分たちがしっかり粘り強くやることが、当然守備では必要ですが、勝つためには点を取らなければいけないので、アグレッシブに戦えればと思います」
鹿島が勝点54で5位、対する川崎は勝点44で10位。ただ最近5試合のリーグ戦の成績は、鹿島が1勝3分1敗(勝点6)、川崎は3勝1分1敗(勝点10)だ。
「アグレッシブに前からかけるところとしっかり我慢するところはポイントになると思います。そこはチームで、統一感を持ってしっかりやること。攻撃のところは最大の防御になるので、そういうところを含めてトータルで、90分で、いい方向に持っていけるように考えています」
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果たしてどのような中後カラーが示されるのか。指揮官は「僕自身もですが、選手を含めて、勝ちがほしいゲーム。アグレッシブにアウェーですが闘うことが、そこにつながると思っています」と、鹿島の監督としての“初勝利”を目指す。