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【鹿島】柴崎岳が復帰記者会見「愛情を受けてこのクラブで育ち、愛着はもちろんあった。海外移籍した際、戻る時はできれば鹿島アントラーズで、という思いはあった」。サッカー日本代表としてW杯2大会連続出場

柴崎岳 (Photo by Aitor Alcalde/Getty Images)

ユーチューブのクラブ公式チャンネルで公開、「タイトルを獲ること。それをなし得てこそ僕が帰ってきた意味がある」

 J1リーグ鹿島アントラーズに復帰した、日本代表としてワールドカップ(W杯)に2大会連続で出場したMF柴崎岳が9月8日、カシマスタジアムで加入記者会見を行った。その様子が、ユーチューブのクラブ公式チャンネルで公開された。鹿島のユニフォーム姿で臨んだ31歳の司令塔は、「タイトルを獲ること、それしかありません。それをなし得てこそ僕が帰ってきた意味がある」と決意を示した。また、鹿島から愛情を受けてきたからこそ愛着があり、日本に復帰するならば鹿島で――という思いがあったと語った。

 柴崎が語った一問一答の主な内容は次の通り。

 全編はYoutube「鹿島アントラーズ公式チャンネル」のコンテンツ『柴崎 岳~ 2023.9.8 復帰会見・ユニフォーム写真撮影~』で公開されている。

――復帰した現在の心境は?

「鹿島アントラーズへ勝利をもたらしに帰ってきました。日々その気持ちだけで練習しています。今いるメンバーとともにタイトルを勝ち獲りたい、その気持ちが強いです」

――外から鹿島をどのように見ていた?

「長年タイトルを獲れず苦しんでいる、もがいているとは感じてきました。2位や3位で満足するクラブではなく、鹿島のそういった状況をどうにかしたい想いは今も強いです。現状をよりよくするために、僕はここにいると思います。もちろん僕一人の力だけで変えられることは少ないので、周りの選手・スタッフと協力し合いながら、良いものを作っていきたいです」

――復帰を決断した理由は?

「高校(青森山田高校)を卒業し18歳で加わったクラブであり、愛着はもちろんあります。愛情を受けてこのクラブで育ち、海外へ行ったわけですが、移籍した際も戻る時はできれば鹿島アントラーズで、という想いはありました。鹿島アントラーズのことは気にかけ見守っていました。

 人生で『絶対』はないと思っているので、『必ず』という言葉はあまり使いたくなくて。いろんなことが起こり得るなか、99パーセントそう思っていたとしても、1パーセントは違う選択肢も持っていました。それは個人の想いだったり、気持ちだけで成り立つものではなかった。今回、僕の想いもそうですし、鹿島アントラーズさんが必要としてくれた、双方の想いがタイミングよく重なり、それは嬉しいことでした。そうなって良かったと心の底から思っています」

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――チーム最年長選手に。

「経験してきたことをチームに還元したいです。もちろんそれが全てではなく、鹿島アントラーズのやり方、他の選手の考え方を加味し、みんなでより良いものを作っていきたいです。(目指すのは)タイトルを獲ること、それしかありません。どういった道のりであっても、どのような経過を辿っても、最終的にそこに辿り着く。それをなし得てこそ僕が帰ってきた意味があり、みんなで成し遂げたいです」