三菱UFJ銀行員窃盗。故人の貸金庫「空っぽ」で、梅宮辰夫さんが改めて話題に
三菱UFJ銀行。(C)SAKANOWA
検索すると出てくる銀行での複数例。身内の犯人捜しに発展したケースも。とはいえ、真相はやぶの中…!?
株式会社三菱UFJ銀行は11月22日、練馬・玉川の支店長だった元行員が貸金庫から客の資産を窃取していた事件を発表し、“銀行員が客の資産を泥棒する”という前代未聞の衝撃的なニュースに世間の度肝を抜いた。
その元行員の自白により、約60人から10数億円以上の被害が見込まれるという。同銀行は警察にも相談して事実関係の調査を進め、この2支店以外の被害も調査していく方針を示している。
サブの鍵(副鍵)を銀行が持っていることで、顧客の貸金庫の解錠も可能だったというカラクリだそうだが、インターネット上では、すでに過去にも同行のみならず、複数の似た事例が報告されていることが話題に。警察に取り扱ってもらえなかったと、泣き寝入りせざるを得なかったケースばかりであった。
さらに、亡くなられた故人の貸金庫を開けてみると……中身が空っぽだったというケースも。もちろん、そもそも何も入れていなかった場合もあるが、今回の事件を踏まえると、それこそ“やりたい放題”だった可能性も浮上。
そのなかで、タレントの梅宮アンナさんが2021年12月に『文春オンライン』のインタビューで語った、故・梅宮辰夫さんの貸金庫に関する話が改めて注目を集めている。
期限が10か月という相続の様々な手続きに追われたという。その相続手続きがようやく終わり、銀行(銀行名は不明)から連絡を受けていた辰夫さんの貸金庫を解錠した。すると、中身は空っぽだったという。「なんだか漫画のような」と振り返っている。
もちろん、実際にそもそも何も預けていなかった可能性も十分ある。一方、「相続 貸金庫 空っぽ」などで検索すると、すぐに似たような事例が見つかる。
そして中には、本人から生前に銀行通帳や証書などを貸金庫に預けていると聞いていたが、開けたら空だったという例も。また、貸金庫が空っぽだったため、身内の中で鍵を預かっていた者が奪ったのではないかと疑いを掛けられたという事例も見られる。
無論、死人に口なしである。遺言書などが残っていなければ、貸金庫に何かを遺していたはず――ということは証明できないのかもしれない。
真相はやぶの中なのか……。ただ、「銀行員が顧客の金庫から金品を窃取する」という今回の発表により、上記のような例を含め、貸金庫を活用していた多くの人も疑念を抱くに違いない。銀行のセキュリティが完璧であり潔白であれば、そのあたりしっかり説明してもらいたいところだ。
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