リバプール遠藤航がCBでフル出場「もしも誰かに大きな賛辞を贈るとすればワタ・エンドウだ」スロット監督も喜ぶ
サウサンプトンのジョー・アリボと競り合うリバプールの遠藤航。 (Photo by Michael Steele/Getty Images)
途中からキャプテンマークも巻く。
[カラバオ杯 準々決勝]サウサンプトン 1–2 リバプール/2024年12月19日(現地18日)/セント・メアリーズ・スタジアム
カラバオカップ(イングランドリーグカップ)準々決勝、リバプールFCが2-1でサウサンプトンFCに勝利を収めて、ベスト4進出を決めた。リバプールのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF遠藤航(Wataru ENDO)はセンターバックとして先発し、フル出場した。また、サウサンプトンの菅原由勢は1-2と迫った61分から交代出場したが、あと一歩及ばなかった。
アルネ・スロット監督は試合後の記者会見で、「もしも誰かに大きな賛辞を贈るとすれば、ワタ・エンドウだ」と、遠藤に大きな収穫を見出していた。
「異なるポジションで、このような状況下であれだけのプレーを見せたということは、彼がいかにクオリティの高い選手であるかを示したもので、それ以上に、彼がどのようなメンタリティとパーソナリティを持っているかを見せてくれました」
インサイドハーフにアレクシス・マック・アリスターと17歳のトレイ・ナイオニ、そしてアンカーに22歳のタイラー・モートンが起用された。遠藤はジャレル・クアンサーとCBコンビを組み、途中からはキャプテンマークも巻いて勝利に貢献している。
今後もセンターバックのローテーションで、遠藤が起用されるケースが出てきそうである。ただし本人はボランチでのプレーを希望してきただけに……。そのあたりのチーム内の戦力バランスとの兼ね合いを、どのように受け止めていくのか。
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いずれにせよ、チーム全体を底上げする意味でも、遠藤がリバプールで必要な戦力となっているのは間違いない。連戦の続くリバプールは日本時間12月23日1時30分から、元横浜F・マリノス指揮官であるアンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナム・ホットスパーFCとアウェーで対戦する。