安部裕葵がACL4強導く一撃「みんなに感謝」。遠藤、鈴木は体張り、内田のクロスを決める
鹿島アントラーズの安部裕葵(ルヴァンカップより)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
プロ2年目の19歳が大切な舞台で、ACL自身初ゴールを決める。
[ACL 準々決勝②] 天津権健 0-3 鹿島/2018年9月18日/澳門 (マカオ)
※2試合トータル5-0で鹿島が準決勝進出
鹿島アントラーズが中立地のマカオ開催となった天津権健(中国)とのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦で、セルジーニョ、安部裕葵、土居聖真と3-0の勝利を収め、2試合トータルスコア5-0で、クラブ初のベスト4進出を果たした。
試合を決定づけたのが、プロ2年目、19歳の安部のゴールだった。
セルジーニョの13分の先制点により鹿島が試合の主導権を握ると、27分、遠藤康のボールキープから内田篤人が駆け上がってマイナスのクロスを放ち、安部裕葵が合わせて追加点を奪取。自身ACL初ゴールが、この大切な一番で生まれた。
安部は得点シーンを次のように振り返っていた。
「優磨くんがファーに流れて、相手のDFを釣り出してくれて、(内田篤人から)良いボールも来た。みんなに感謝したいです。ピッチ状態はいいとは言えなかったが、イージーミスもなく集中して戦い切ることができました」
そして大岩剛監督も「天津権健が立ち上がりからとてもアグレッシブに来たなかで受け身になってしまったなか、先制、追加点と前半のうちに2点を取れたことは大きかった。しっかり準備してきたことを選手たちは90分間出してくれた」と語り、セルジーニョと安部のゴールをこの日の勝利のポイントに挙げていた。
後半にも1点を追加して、終わってみれば2試合トータル5-0の快勝。鹿島が一つ山を越えた。
東エリアの準々決勝のもう1カード、 水原三星と全北現代の第1戦は、水原三星が3-0で勝利を収めている。水原三星のホームゲームとなる第2戦は、19日に開催される。
準決勝の第1戦は、10月2、3日、第2戦は10月23、24日に行われる。決勝の第1戦は、11月3日、第2戦は11月10日だ。
鹿島の天津権健戦・第2戦のメンバーは次の通り。
□先発□
GK
1 クォン・スンテ
DF
2 内田 篤人
16 山本 脩斗 (▼79分)
35 チョン・スンヒョン
39 犬飼 智也
MF
4 レオ・シルバ (▼69分)
20 三竿 健斗
25 遠藤 康
30 安部 裕葵
FW
9 鈴木 優磨 (▼61分)
18 セルジーニョ
□控え□
GK
21 曽ヶ端 準
DF
22 西 大伍
28 町田 浩樹
32 安西 幸輝
MF
40 小笠原 満男(△79分)
6 永木 亮太 (△69分)
FW
8 土居 聖真(△61分)
文:サカノワ編集グループ