【クラブW杯 採点・寸評】レアルと”勝負”できていた昌子と永木に「3」。なぜ前半で代えたのか?
【マン・オブ・ザ・マッチ】ガレス・ベイル(レアル・マドリー)
及第点は二人のみ。鹿島は明日夜、リーベルと3位決定戦。
[クラブW杯 準決勝] 鹿島 1–3 レアル・マドリー/2018年12月19日/ザイード スポーツ シティ(UAE)
【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。1点刻み。
採点対象は原則、出場20分以上。
※採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
▽先発出場
GK
1 クォン・スンテ 2
間合いを詰めるべきか、これまで体験したことのない、いろいろな意味での”速さ”に対し、一歩踏み出す判断が遅れた。
DF
22 西 大伍 2(▼56分)
背後を再三突かれ、ベイルにワンツーからかわされて先制点を与えてしまった。途中からボランチに起用されたが相手の勢いを止められず、途中交代に。
3 昌子 源 3
守備面ではベンゼマにしっかり対応し、中央から崩させなかった。ただレアル・マドリーの想像以上の重圧を受け、ビルドアップのキーパスを入れられなかった。
35 チョン・スンヒョン 2
山本、クォン・スンテとの連係ミスから試合を決定づける2点目を与えてしまう。やや目立っていた中途半端なプレー(対応)が、失点に直結してしまった。
16 山本脩斗 2
パスの出しどころがないなか、曖昧に放たれたバックパスを奪われて2失点目に。高い位置でMF陣をサポートしきれなかった。
MF
4 レオ・シルバ 2
ベイルからのマルセロのリターンを止められず先制点を献上。貴重なチャンスだった直接FKは枠を捉えられないなど、反撃の糸口を見出せなかった。
6 永木亮太 3(▼ HT)
かわされることはあっても、ボールサイドへしっかり向かうことのできていた存在。唯一、ボールを奪い切れるタレントだった。重心を下げて、展開できずにいたとも言えたが、結果的に、相手が嫌がっていたタイプでもあり、後半残していたら……とも思えた。
30 安部裕葵 2
最も運動量があり、左サイドから得点が生まれるのでは……という空気を作り出していた。それでも1対1でも連係でも、あらゆる挑戦をしたが、レアルの高い壁を越えることはできなかった。
25 遠藤 康 2(▼ 81分)
全体のバランスを保っていたが、逆に自身の特長を発揮する機会がなかった。
FW
8 土居聖真 2
序盤はまったくボールが収まらず、キックミスも散見。最後はボランチに入り、飛び出しから意地のゴールを決めた。総合的に評価すると「3」には届かず。
18 セルジーニョ 2
開始直後のシュートは枠の端を捉えていたが、GKクルトワに指先で弾かれた。そのあとのCKのチャンスを逃し、徐々に相手ペースに傾いた。
▽交代出場
DF
2 内田篤人 2(△ HT)
右サイドバックに入り起点役となって反撃を試みた。しかし高い位置で仕事をする機会が限られた。
MF
32 安西幸輝 2(△56分)
チームが失っていた推進力をもたらそうと精力的に走り、ボールを引き出そうとする。それでも相手の危険なエリアで仕事をさせてもらえなかった。
MF
11 レアンドロ ―(△81分)
一発を期待されて投入されたが、低い位置でボールを受けて、なかなか仕掛けきれなかった。
※鹿島は日本時間12月22日午後10時30分から、南米代表のリーベル・プレート(アルゼンチン)との3位決定戦に臨む。日本テレビ系列にて、地上波で放送される。
文:サカノワ編集グループ