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【移籍】マンチェスター・Uが日本代表GK鈴木彩艶を再びターゲット「スカウティング強化中」。移籍金は75億円か

鈴木彩艶。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

シティ、バイエルンも調査を進める。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが2025-26シーズン、イタリア・セリエAのパルマ・カルチョ1913に所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)GK鈴木彩艶(Zion SUZUKI)の獲得を再び検討している。安定感を欠くアンドレ・オナナ(Andre Onana)がレギュラーから降格する可能性が出ていて、新守護神候補が新たな補強ターゲットとなっていると話題を集める。

『トーク・スポーツ』は4月11日、「オナナの一連のミスの連発を受けて、クラブは新たなゴールキーパーの獲得を検討している」として、その有力候補として鈴木を挙げる。

 マンチェスター・Uは鈴木が浦和レッズに在籍していた時代にオファーを出している。その後、シント=トロイデンVV、パルマでの活躍を受けて、「ついにこの2年間を経て、赤い悪魔がさらに強い関心を示している」という。

 また、今シーズンは苦戦を強いられながらも、リーグ30試合のうち5戦で無失点を記録していることに着目。「この22歳のゴールキーパーは失点に直結するようなミスは一度もしていない」と評価している。

 もちろん、総合力の高いオナナでさえここまで集中砲火を浴びてしまうユナイテッドでプレーすることになれば、そのプレッシャーに耐えられるかどうかは心配な点だ。一方、名門を復活させるための重要な存在となれることは、大きなモチベーションになるかもしれない。

 現在はパルマの新守護神として、様々な苦境やピンチを乗り越えながら、クラブとともに成長できている。その環境は、鈴木にとってプラスであり、非常に恵まれていると言える。

 鈴木とパルマの契約は2029年6月まで(オナナと同じでもある)。移籍金は4000万ポンド(約75億円)とされる。まだ移籍は急がないか……!? とはいえメガクラブから声が掛かるチャンスなど限られるだけに、そのあたりの駆け引きもポイントになる。

 さらに現地メディアの情報によると、鈴木には、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘンも関心を示していて、スカウトを現地へ派遣するなど調査を進めている。鈴木は英語も堪能なだけに、これからさらにトップ・オブ・トップからの“需要”は高まるか!?

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 今季1部復帰を果たしたパルマは、これまで5勝12分14敗の勝点27で20チーム中16位。アウェーでのACFフィオレンティーナ戦はスコアレスドローに終え、鈴木はセリエA選定のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。