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【移籍】アトレチコ・マドリードが久保建英を獲得へ「シメオネ監督の大のお気に入り」

久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

MLSやサウジアラビアが獲得に動くグリーズマンの動向によっては。

 スペイン1部アトレチコ・マドリードが来季2025-26シーズン、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF久保建英(Takefusa KUBO)の獲得に動く可能性が浮上している。

 レアル・ソシエダと2029年6月まで複数年契約を結んでいる久保だが、移籍条項はレアル・マドリードから加入した際の「6000万ユーロ」(約96億円)と設定されたまま変わらないと言われている。また、もしも他クラブからオファーを受けた際、所属元だったレアル・マドリードは、その半額の3000万ユーロ以上で久保を再獲得できるという、実質上の50パーセントの権利を持っているとも報じられる。

 その23歳のレフティだが、ヨーロッパのトップレベルでコンスタントに戦うことを目標に掲げる。そんななかで、プレミアリーグのリバプールFC、トッテナム・ホットスパーFC、さらにはアストン・ヴィラFCなどが興味を示していると言われてきた。

 ただ、スペインメディア『エル・ナシオナル』は4月8日、「クボの未来は予想外に方向へ進むかもしれない」として、アトレチコ移籍の可能性を報じた。

 まず2列目のアントワーヌ・グリーズマンが、MLS(メジャーリーグサッカー)やサウジアラビアに移籍する噂が浮上。その後継者候補の筆頭が久保だというのだ。

「ディエゴ・シメオネ監督はクボが大のお気に入り。その多才さ、テクニック、状況を打開する能力を高く評価している」として、2列目のあらゆるポジションとFWでもプレーできる久保は、チームが欲する重要なピースになり得るというのだ。

 加えて、「クボはヨーロッパで野望を抱くチームでプレーしたいに違いない」と、スペインでのプレー続行を優先するのであれば、“アトレチコ移籍”は十分にあり得ると見ている。

 ネックは移籍金だ。「6000万ユーロの条件を下げられると信じている」と報じられているが、それは難しいかもしれない。レアル・マドリードの動きも鍵を握る(アトレチコに移籍するのであれば、復帰を促すなど)。

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 チームの軸となって、ラ・リーガ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、さらにはクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)といったタイトル獲得を目指す。アトレチコ・マドリードは、久保がそれぐらい大きな存在になり得る一つの選択肢として入ってくるかもしれない。