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【横浜F・マリノス】豪州路線再び。キスノーボ氏の監督就任を正式発表「皆さんが大切にしている価値観を体現する」

ACLエリートでチームを率いた横浜FMのキスノーボ監督。(C) 2025 Asian Football Confederation (AFC)

気になるアンデルソン・ロペスら外国籍選手の低いパフォーマンス。戦術面以上に、クラブの結束を示せるか。

 J1リーグの横浜F・マリノスは5月5日、スティーブ・ホーランド前監督の解任後に暫定的に指揮を執ってきたパトリック・キスノーボ・ヘッドコーチの監督就任を正式に発表した。大島秀夫アシスタントコーチがヘッドコーチに就任する。

 キスノーボ 監督(Patrick Kisnorbo) は1981年3月24日生まれ、44歳。オーストラリア出身。コーチ資格は「UEFA Pro License」を保有。指導者として、メルボルン・シティFC、トロワAC、メルボルン・ヴィクトリーFCの監督などを担い、2025年4月から横浜FMヘッドコーチを務めてきた。

 現役時代はオーストラリア代表としてもプレーしている。

 キスノーボ監督はクラブを通じて、次のようにコメントしている。

「横浜 F・マリノスの監督に就任することになり、本当に光栄であり、とても興奮しています。歴史があり、熱狂的なファン・サポーターを持つ、このような名門クラブの指揮をすることは、私にとって夢のようです。この場を借りて、ファン・サポーターの皆さんのこのクラブに対する揺るぎない忠誠心と献身性に感謝したいと思いま す。

 皆さんのその情熱こそが横浜 F・マリノスを特別なものにしているのであり、思い出に残る瞬間を皆さんと一緒に作 れることを楽しみにしています。

 私の目標は、魅力的で競争力のあるサッカーをするだけではなく、皆さんが大切にしている価値観を体現できるチ ームを育むことです。 チームとそれを支えるマリノスファミリーとの強い結びつきを築きながら、ともに成功を目指していきたいと考えています。

 サッカーは私たち全員を結びつけることができます。皆さんと関わりながら、クラブに成功をもたらすことができるような 良い環境をつくっていければと思っています。 これから始まる旅にワクワクしていますし、待ちきれません。 ともに闘いましょう!」

 再び豪州路線に舵を切った横浜FMだが、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート・ファイナルステージに出場したなか、現在J1リーグ最下位と低迷している。

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  アンデルソン・ロペスらこれまでチームを牽引してきた外国籍選手の最近の低調なパフォーマンス、モチベーションの低さなども課題に。戦術面以上に、どのように新指揮官のもと、クラブ全体の結束と一体感を示していけるかが問われる。