TOKIO国分太一さん問題にはらむ『危険』、「日テレに責任がなかったと検証できない」ロザンが指摘
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ユーチューブ『ロザンの楽屋』で、「【国分太一さん】日テレの会見について」と題した動画を公開。
複数回のコンプライアンス違反により、日本テレビの福田博之社長が6月20日の記者会見で、アイドルグループ「TOKIO」のメンバーである国分太一さんをレギュラー番組から降板させると発表した。さらに所属事務所は国分さんの無期限活動休止を決めた。
そのトラブルの具体的な内容について世間の関心が集まるなか、お笑いコンビのロザンは6月24日、ユーチューブチャンネル『ロザンの楽屋』で、「【国分太一さん】日テレの会見について」と題した動画を公開し、別角度からこの会見にはらむ問題点について論じ合っている。
福田社長は長年にわたり日テレに貢献してきた人物を突然降板させるため、会社を代表する立場から、まず伝えることにしたと説明。第三者の弁護士を介し、その掴んだ情報を本人に確認したうえで降板が決まったが、国分さんと関係者のプライバシーに配慮し、テレビ番組に関するトラブルかどうかも明言を避けた。
ロザンの宇治原史規さんは、これまでのところ、日テレの対応に、国分さんサイドから法的問題など指摘されていないものの、様々な「基準」が曖昧ではないかと指摘した。
今後、不祥事などによりタレントを降板させる場合、どの程度であれば、社長が出てきて、あのような記者会見をする必要があるのか。宇治原さんは「その基準が必要になったのではないか」と見ていた。
社長が登場したことで事の重大さは世間に伝わった。とはいえそのトラブルの内容は分からず、そのあたりは国分さんサイドに委ねている。
もしも今回の騒動に絡み、過去に日テレ内で何かしら問題があったのかどうか。その検証が一切できない状況を作り出してしまっている。
宇治原さんは「責任がなかったのかどうかの検証もできない」と、そのあたりに一抹の危険(動画内ではもう少しオブラートに包み、丁寧に解説している)があるのではないかと指摘。プライバシー保護と検証のための「きちんとした線引きをしないといけないのでは」と提言している。
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そしてコンプライアンス違反であるという情報をどこまで共有すべきか。菅広文さんは「そこは事務所が関係各所にしないといけないかもしれない。そのあと、どのように復帰していくかも考えないといけないのだから」と、タレントの社会復帰へのロードマップも課題に挙げた。